近年色んなメーカーからパックロッド、モバイルロッド或いはマルチピースロッドと呼ばれる多点継ぎの仕舞い寸法の短いロッドが発売されるようになりました。それはもうよりどりみどりな状況になってきたのです。宅配便の長さ制限だとか色々と理由はあると思いますが、いちパックロッドマニアとしては嬉しい限りです。
ボクの様にバイクで釣りに行く方や自転車、電車釣行をする際にも、また持っているクルマがコンパクトカーや軽自動車だったりする場合もすんなりと持ち運びができて収納も楽々とくれば使わない手はないのです。近年の技術向上によりパックロッドの性能も「使える」レベルになっているのです。
そんなパックロッドですが、今回はそのうちのエギングに使えるロッド達を取り上げてみたいと思います。あとひと月もしないうちにエギングのシーズンとなる訳ですが、Google Search Consoleを見てみるとこのブログの検索ワードの中で最近は「エギング」というワードが増えてきていて皆様のエギングに対する関心の高さが伺えます。 エギングロッドには「軽さ」「感度」「飛距離」そしてボトムでエギをリフト出来る「パワー」も求められます。この要件を満たすパックロッドにはどんなアイテムがあるのか、2021年秋のエギングシーズンを前にピックアップしてみたいと思います。
☆リーズナブルなパックロッド
①プロックス エギンガーパック
EP805ML、EP865MLがあります。実売価格で7000円くらいでしょうか。5本継ぎで仕舞い寸法も短くて悪くは無いです。年に1、2回しかエギングをしない方はこれで十分だと思います。
メーカーサイト↓ http://www.proxinc.co.jp/lineup/page.jsp?mode=id/936
②シマノ ルアーマチックMB
S80L-4とS86ML-4がエギングに向いています。今年の新製品なのですが生産が追いついていないのかコロナ禍によるものなのかまだあまり店頭では見かけません。実売価格は8000円くらいなのに、今11000円くらいのぼったくり価格で売っているネットショップもありますので気をつけてくださいませ。
メーカーサイト↓
https://fish.shimano.com/ja-JP/product/rod/shoresalt/other/a075f00003e2htjqay.html
☆リーズナブルで尚且つ振り出しのロッド達
①メジャークラフト ソルパラフリダシ
SPXT-80ML、83M、86Mがエギングで使えそうです。秋イカにはML、春もやるならMを選べば良いかと思います。4本継ぎで仕舞い寸法は70cmくらいです。
メーカーサイト↓
https://www.majorcraft.co.jp/roditem/10379
このシリーズも短いのから長いのまで色々とアイテムがありますがその中でエギングに使うならS80L-4、86ML-4が良いかと思います。このフリーゲームというシリーズは振り出し竿にありがちなだるんだるんとした感触があまりなくてキビキビと使えるかと思います。
メーカーサイト↓
https://fish.shimano.com/ja-JP/product/rod/freestyle/freegames/a075f000032yoktqau.html
③アブガルシア クロスフィールド
振り出し竿のXRSF-864ML-TEが割とシャキッとしていて尚且つ軽量で良いです。ただ2015年発売と古くなってきていますがモデルチェンジは近いのか、それはどうか分かりません。アブガルシアには他にも継ぎ竿で(振り出しでなくて)ズームサファリZMSS-805MだとかクロスフィールドXRSF-835M-MBだとかソルティスタイルカラーズSTCS-805MTだとかがありますが、皆150gくらいの、或いはそれ以上の重量があります。手首や腕、肩を鍛えたい方には良いかもしれませんがボクが使ったら多分疲れてしまいそうです。
メーカーサイト↓
https://www.purefishing.jp/product/abugarcia/xrossfield.html
④リアルメソッド コンパクトゲームGRⅡ
834ML、864Mがエギングに使えます。西日本の雄「釣具のポイント」を運営しているタカミヤのオリジナル商品なのですがオールSiCガイドを装着していたりとなかなか侮れません。
メーカーサイト↓
https://www.takamiya.co.jp/ebase/product4996774273244.html
☆ちょびっとリーズナブルなパックロッド
①メジャークラフト クロステージモバイル
エギング向けにCRX-864ELと864Eがあります。確か2016年だか2017年のモデルですがまだまだ人気があるみたいで品薄状態が続いています。ここら辺になるとエギング専用を謳っているので使いやすいです。秋イカオンリーならEL、春もやるならEですね。
メーカーサイト↓
https://www.majorcraft.co.jp/roditem/8801
②リアルメソッド モビリティゲームGRⅡ
865MLが仕舞い寸法も56cmとコンパクトだしオールSiCガイドだし、良いかと。本当にこのリアルメソッドシリーズ、侮れません。
メーカーサイト↓
https://www.takamiya.co.jp/ebase/product4996774274395.html
XTが付くフリーゲームは並継ぎになります。S86ML、S86Mがエギングにピッタリです。3.5号までのエギならばML、4号も使うならM、ですね。
メーカーサイト↓
https://fish.shimano.com/ja-JP/product/rod/freestyle/freegames/a075f00003ltp6cqaf.html#Features
※ただ今売り切れ中。
☆短めだけどエギングに使えなくもないモデル
①パームス クワトロ
QTRGS-75MLは仕舞い寸法が51cmと非常にコンパクトになります。その分7フィート5インチという短さをどう考えるか、です。黄色いブランクスはなかなかオシャレです。
メーカーサイト↓
http://www.palms.co.jp/rod/product/?name=quattro
②ダイワ 7 1/2(セブンハーフ)
76MLSがエギの2.5号から3.5号に対応、76MSが3号から4号に対応しています。7フィート6インチとこれまた短めですが取り回しは良さそうですし腕力の無いお子様や女性の方でも振り回す事が出来るかと。
メーカーサイト↓ https://www.daiwa.com/jp/fishing/item/rod/salt_rd/sevenhalf/index.html
☆ちょっとお高めなエギング向けパックロッド
①テイルウォーク エギストTZ
このシリーズの中で83MP-4というモデルがあります。今年の新製品なのですがエギは4号まで対応していて大物もバッチコイです。TZの名の通りトルザイトリングを装着していたりロッドエンドがアルミのパーツだったりして独特の雰囲気があります。
メーカーサイト↓
https://www.tailwalk.jp/product/egist-tz/
☆ハイエンド
①シマノ セフィアエクスチューンMB
今年の秋、9月に発売開始となりますバリバリのニューモデルです。S83ML、S86ML、S86Mの3種類がありますが、これは早く触ってみたいです。エクスチューングレードなので実売価格で5万円弱もします。ですがきっと良いのだろう…。前のモデルですがセフィアエクスチューンの2ピースモデルを試投した事があります。その時の感想が、「これを使える人達はずるい」というもの。ボクの当時使っていた安物ロッドとは雲泥の差だったのです。なのでこのエクスチューンMBにも大いに期待してしまいます。5ピースだし、多分ほとんど文句の付け所が無いのではないかと思います。
メーカーのサイト↓
https://fish.shimano.com/ja-JP/product/rod/egisutte/eging/a075f00003qxouiqag.html
②冒険用品(ツララ)ジェットセッター80S
定価で48000円もするモデルです。オシャレだし4ピースだし、ボクも一時は欲しいと思った時がありました。が、セフィアエクスチューンMBが出た今となっては…。
メーカーサイト↓
https://jetslow4wear.com/products/detail415.html
他にも色々とありますがとりあえずエギングに使えそうなパックロッドはこんな感じでしょうか。2021年秋、アオリイカのシーズンまであと少しです。その時までに準備はしっかりしておこうかと思います。実に楽しみです。