普段から足にしているオンボロの原付スクーターのジョグアプリオですが、先日エンジンが掛からなくなってしまいました。キーをONにしてセルボタンを押してもうんともすんとも言わなくなってしまったのです。こいつは困りました。激古な車両ですので遂に終わってしまったのかとその時は思いました。折角雪も雨のおかげで消えて無くなったし海に釣りに行きたかったのに。
原付スクーターに限らずエンジンの不調の原因としては、
①バッテリー
②セルモーター
③スイッチ
の故障・不良でセルが回らなかったり、
④カーボン噛み
⑤プラグ、イグニッションコイル周りの故障・断線
⑥キャブの不調
等などが挙げられます。
兎に角セルボタンを押しても無反応なので、ネットで情報を集めながらその原因を一つ一つ潰してゆきました。先ずはバッテリー上がりを疑います。真夏や真冬に起こしがちなバッテリー上がりですが、こんなにも急にバッテリーがお亡くなりになるものなのでしょうか?ウインカーは点灯しました。しかしセルが弱々しく回るという段階をすっ飛ばしてエンジンが無反応になってしまったので、これ(バッテリー)が原因では無さそうでしたがとりあえず楽天でバッテリーをポチりました。4B-BSという型番なのですがユアサとかの有名なメーカー品は高いので互換性のあるMT4B-BS・2650円を購入、そして届いたその直後に交換しました。
が、バッテリーを新品にしても症状は変わらず。折角スクーターの外装の一部を外したのでついでに点火プラグも交換しました。このプラグの型番はBPR6HSAです。6番ではなく7番にしても良かったのですが手持ちのが6番しか無かったのです。
外装を元に戻してから再度セルボタンを押してみますが…ダメでした。突然セルボタンが反応しなくなったので電気系だと思ったのですが。
次はスイッチ類を疑ってみます。潤滑油(クレ5-56)をスイッチボックス内部に吹いてみてカチャカチャとボタンを押してみますがこれも効果無し。これはいよいよセルモーター自体の故障か?
ここでふと閃きました。エンジンを掛ける際、左のブレーキレバー(リアブレーキレバー)を握りながらセルボタンを押すのですが、もしかしてこのブレーキレバーに繋がっているスイッチが故障したのではないかと。レバーを握るとスイッチが入りエンジンを掛けることが出来るのですが、同時にレバーを握るとブレーキランプも点灯するという事でシンプルな構造なのです。なので改めてキーをONにしてブレーキレバーを握ってみたら、ブレーキランプが点灯しないではありませんか!これか!
右のフロントブレーキレバーは問題無く点灯しました。そして、左が故障した時は右のレバーを握りながらセルボタンを押すとエンジンが掛かる事があると思い出し、その様にするとセルモーターも周りエンジンが掛かりました。ホッと一息。
遂に原因が判明しました。バッテリー代は無駄になりましたが良い勉強になりました。ブレーキのスイッチならば部品代もあまり高くはないと思います。という事でバイク屋さんにGO、です。週明けの降雪が気になるところですが近いうちに持っていこうかと思います。本当に大したことがなくて良かったです。古くてボロボロのアプリオですがもう少しだけ頑張って欲しいところです。