
なかなかショッキングなニュースが10月10日にネットで公開されました。講談社の「マネー現代」のWebサイトで読んだのですが、東日本トップクラスの釣具チェーン店に異変が起きているとの事です。
前編
後編
この記事によりますと、釣具の上州屋はかつて200店舗近くあった店舗数が半減しているという事でした。閉店が続いているから売上高も当然減ります。
2019年:(売上高)213億8700万円/(利益)200万円
2020年:258億4000万円/9億6700万円
2021年:237億6900万円/5億2200万円
2022年:203億4200万円/56.5万円
2023年:200億円/非公開
2024年:190億円/非公開
https://gendai.media/articles/-/158801
何でこんなことになってしまっているのかこの記事を皆様もご覧いただければと思います。コロナ禍のアウトドアブームでも売り上げは思ったほど伸びず、そして何よりも釣り場が減った。それにより釣り人が減った、これに尽きます。
これは上州屋だけで無く釣具業界全体に言えることです。日本で初めて釣具チェーン店というものを展開させたのは上州屋です。その上州屋の現状がこれでは寂しいものがあります。かつてボクが釣りを始めたばかりの頃は上州屋某店に通い、店員のTさんに根掘り葉掘り散々聞きまくりました。東日本の釣具店といえば先ず挙げられるのが上州屋だったのです。

「水は、地球の生命です。」のキャッチコピーをご存知の方も多いと思う。
売り上げに直結する店舗数を減らしていく、これは「ケン、フィッシュオン!」のナレーションで有名な二代目社長の鈴木健一氏も苦渋の決断・判断だったに違いありません。そういやボクがかつて勤めていた、チェーン展開をしている某企業も店舗数縮小にリストラを重ね今ではかなり規模が小さくなってしまい、随分と斜陽になってしまったのでした。ボクが辞める頃には利益構造も随分と歪んだ物でしたが上州屋も同じなのでしょうか?部外者なので想像しか出来ませんが、いちユーザーとしてはなんか残念です。
上州屋は新潟県内には5店舗ありますが、特に新潟市内には2店舗有り、ボクは両方とも利用します。夏にはミニフィッシングショーである「フィッシングフェスタ」を開催したり、各社の釣りプロを呼んでみたり両店舗とも結構頑張っている印象です。商品陳列も満遍なくある感じ。でも、「欲しいマニアックな物がピンポイントで無い」感じもします。そんな時はFッシャーズにハシゴしに行ったりします。
そう、新潟市に限らずライバルも多いのです。少なくなってしまったパイを奪い合っている感じです。釣りというマニアックな趣味の物を扱っている訳ですが、そのマニアに果たして答えられているのか?と改めて上州屋各店舗の店長を始め従業員さんには考えていただきたいところです。また、個人的には◯◯さんがいるから上州屋に行く、という事が無いのです。本当に頑張って欲しいです。色んな釣具チェーンはありますがやはり東日本は上州屋にナンバーワンになって欲しいと思いますのでこのまま倒産なんて事にならない様願うところです。
