Marvelous Act(2)

新潟市よりゆったりまったりお届けします。魚釣りは主にショアから。ルアーも餌釣りもしますがライトゲームやエギングをすることが多いです。パックロッドを愛用中。※当blogのリンクには広告が含まれています。


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【保存版】DUEL笛木展雄さん エギングセミナー @トビヌケ新潟店

二段しゃくりではアオリイカを驚かせるだけで、釣ることはできない。

本日、新潟市東区の空港通りにある釣り具店「トビヌケ」にて行われた、DUEL契約プロアングラー笛木展雄さんのセミナーに行ってきました。釣りの上手そうな地元アングラーに交じり、最前列でトークを聞きました。濃~い内容が聴くことが出来、実に為になりました。1時間の予定でしたが、皆さん熱心でセミナーは30分も延長。150%の満足感!

ワタクシなりにセミナーの要点をまとめてみました。よろしければご一読ください。

◆秋イカ攻略、親イカを狙っていくやり方  とは◆

    

●まずは相手を知る。

新子のリリースについて。リリースしても90%は死ぬらしい。他のイカは年によりムラがあるが、アオリイカについては水産庁統計で毎年漁獲量が変わっていないのであまりリリースは気にしなくてもよいのでは? 日本海側については、死滅回遊であるケースが多いです。暖流(対馬海流)の影響があるところまで北上する。北限北海道 松前あたりまでは釣りの対象。

●生態とシーズナルパターン

10℃を下回らないエリアに生息している。 適水温は25~30℃であり、産卵可能な水温は16℃以上。 継続して13~14℃以下になると生きられないので、北日本ではあまり越冬できない。

小さいイカの方が岸寄りに、大きいイカは沖側にいることが多いので、沖に面している潮通りの良い方が大きなイカが狙える。

遠浅平坦な寺泊よりブレイクラインの近いエリア、具体的に言うと 出雲崎 間瀬 能生 有間川 笹川流れ 等の方が大型の割合が多い。(じゃあ、そこに行けば釣れるのか、という事で無くて、どういう条件がよいのかを知ることが出来れば自分のエリアでも良い判断が出来るという事です。)

その大き目なイカがいる沖の方へ遠投するとなると一昔前は大きい→重いエギを使用していた。

新モデルのez-Qマグキャストはより小型のエギでの遠投を可能にしました。内蔵されている重心移動システムのキモは 飛行姿勢を改善し空気抵抗を減らし、その結果キャスト後半も飛距離が伸びるようになりました。

ez-Qマグキャスト

●釣るにはダートが肝です。

大分型のエギによるダートさせてフォール、というメソッドが一番効率が良いので今日のエギングの主力となっています。

エギをダートさせる、つまり横っ跳びさせるには3回以上しゃくらないとダートしない。なので3~4回の連続したしゃくりを行います。しゃくる毎に徐々にダートの幅が広がっていきます。(ひと昔流行った2段しゃくりは横方向に飛ばず、上と前に来るだけでベイトフィッシュの逃げ惑う姿を再現できていない。) 

エギをしゃくるタイミング・リズム・テンポは、しゃくり後、エギの勢いが弱まって頭が下がり切る(落ちきる前)直前に次のしゃくりを行います。

ファーストフォールの最初、一発目はしゃくるのではなくラインスラックを取るようにしてからしゃくるとトラブルが少ないです。いきなりしゃくると根がかりしたりするし、アオリイカが掛かっていた場合は身切れしてしまう。

単にエギを高く跳ねあげたい場合には、上にしゃくるのではなくロッドを立ててただ巻きをする。PEラインの浮力で浮いてきます。

●水中でのエギの状態

沈下速度や、エギの沈下姿勢などが製品パッケージにも書いてあるが、パッケージのスペック表記は、実はラインを結んでいない状態で計測したものです。同じエギでも水深が深くなるとフォールスピードは極端に遅くなります。たとえば1mを3秒で沈むエギでも 10m→11m(の間の1m)だと30秒以上もかかります。また、浅いレンジでは頭下がりの姿勢でも、5m~以深、沈めば沈むほどPEラインの抵抗でエギの頭が下がらず水平に近い姿勢になります。

●ラインについて

PEラインの種類による違い。PEラインは比重0.98なので、沈めていくとラインの状態はホワイトボードの図のようになります。

4本撚りよりは8本撚りの方が断面が丸に近く表面積も少なく表面張力も少ないので深いところに沈めやすい(より早めに沈む)。

デュエル・アーマードという製品は断面がより真円に近く比重も1.0と、よりコントロールしやすくなっています。つまり小さく抵抗の無いエギを使う場合に沈みが良いし感度も良い。

アーマード

●エギの操作

エギが小さくなればなるほどデリケートな力加減でしゃくりましょう。2.5号とかだとダート幅は30㎝くらいですが、遠くでは強め、手前では弱めのしゃくり。皆さん強くしゃくりすぎでは?目視して確認・練習することをおすすめします。

キャスト後の底取りですが、自分はあまりしません。というか、ほとんどしません。やる気のあるアオリイカは上を見ているので必ずしも底取りをしなくてもよい。底べったりで捕食することはあまりありません。

●DUEL社のエギについて

異色のエギ、パタパタフットのエギEZ-Qキャストの使い方ですが、このエギは大分型とは違いダートしません。ちょ~ん、ちょ~んとトゥイッチしてラインを張ってフォール 極端に言うと投げて沈めるだけです。その場での食わせるチカラはこのエギに勝るものは無いと言えます。イカの動きが遅いと感じる時や、シャローで強い性格ですが、夜、深めのレンジで食わせたい時などにも非常に有効です。脚部を保護するために専用のケースを作りたい場合はメイホ―のMサイズの安いケースがぴったりです。

EZ-Qキャスト

ラトル入りのエギも流行っていますが、これが有効かどうかというと、イカも音・振動を感じるので、強くアピールしたい時や濁りが入っている場合に良いのでは。アピール強い分スレやすいです。

パタパタフィンについて。通常のエギの胸部に付いている鳥毛は色んな意味合いがありますが、特にエギの目を隠し、ベイトの視覚の外からイカが餌を襲う習性に合わせたものになっています。

この鳥毛のフィン(ひれ)をエラストマーという素材にしてみた所、視覚にうったえるのか振動が良いのか非常に有効的で、従来型のアオリ―Qエースにこのフィンを付けたら鳥毛よりも釣れたというデータもあります。

パタパタQ

●ナイショで・・・

来春、何か面白い物が出る、かも?

セミナーの後は、DUEL/ヨーヅリさん提供の抽選会です。予め同社製品を購入すると抽選券が貰えます。

ワタクシめの戦利品は、

ハードコア・ブランドのステッカーと、アーマードのリーダー、そしてアオリーQ RSの3.5号非売品カラー。

このエギ、プリントされているのが

セクスィーなギャル。その名も「ゴールドレディ」。勿体なくて、実釣で使うのをためらってしまいそうです。

良い報告が出来るよう頑張ります!

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