昔から釣り糸などで水鳥が被害を受ける、という事が多々ありました。それと同じような釣り人が起こした事案が新たに発生しました。
9日にカンテレ(関西テレビ)により以下の記事が公開されました。
”兵庫県芦屋市の川で釣りに使うルアーが刺さったカモが見つかりました。釣り人のマナーの悪さが原因とみられます。
【記者リポート】
「あ!いました、いました!あそこでじっとしているカモ。脇腹にルアーが刺さっています!」
痛々しい姿のカモ。
ルアーに2つ付いている針が体と右足に引っかかり、片足で立っている状態です。
羽を広げて飛ぶことはできるようですが、水面ではかなり泳ぎづらそうな様子。
カモは針が気になるのか、くちばしで何度もつついています。
芦屋市内を流れる宮川。
先月、この川でルアーが体に刺さったカモがいるのを近所の女性が見つけました。
【発見した女性】
「最初はお腹だけやったんですよ。足も全然やったから。自分で取れないから、かわいそう。」
出典;https://www.ktv.jp/news/articles/03a83b25cabc435fb1dd698983c6743a.html
これに対して色んな意見が飛び交っています。「かわいそう」、というごもっともな意見や「酷い」「わざとじゃ無い」という意見まであります。この意見、意外と釣り人を擁護する意見が多くて、「それってどうなの?」と思ってしまいます。現実的にカモにルアーが刺さっているのですから。
この刺さっているルアーは邪道のスーサンですね。と、言うことはシーバスを狙った人が加害者ですね。一体どういうラインシステムを組んでいたのだろうか?普通の「太い糸」を使っていたなら手元に寄せて外して逃がす事が出来た筈です。PEの1号もあればそれが可能な筈です。と、言うことは…。ボクはシーバスをやらないから今どきのトレンドを知らないけれど、まさか全長90cm以上にもなるシーバス相手に0.4号とかを使っていたのかしら?
今回の事案がルアーのキャストで引っ掛けてしまったものなのか、それともロストしてしまったルアーにカモが引っかかってしまったのかは分かりません。
カンテレの報道では、
”人間が放置したとみられるルアーで起こった今回の被害。
釣り人のマナーが問われます。
という言葉で〆られていました。
ドキリとしますよね。或いはこの報道の表現に批判したくなるかもしれません。
ですが釣り人として改めて、釣りは釣り針や糸など時に危険なアイテムを使っているのだと肝に命じなければなりません。今回の事案は、ボクの意見ではライン(糸)が太ければ被害を最小限に抑えることが出来たと思います。
この件に関してはボク自身は何も出来ないけれど、せめて自分の釣りでの行動を今一度見直してみたいと思うのです。