皆いい笑顔です。
instagram @hrc_motogpさん より。
左の選手が#93 マルク・マルケス、右が#26 ダニ・ペドロサ。ダニの横はHRC（ホンダ・レーシング）副社長の中本氏。
モトGP第9戦のドイツグランプリはレプソル・ホンダの１，２フィニッシュとなりました。ホンダ有利と言われているザクセンリンクなので予想通りといえばそうなのですが、RC213Vは昨年型の「幅の広い」フレームに戻して完全復活しましたね～。4輪のようなコーナー進入するマルクは今期型の「幅を狭めた」フレームでそのコーナー進入時に思いっきり苦戦してましたが、今はオンボード映像を見ても比較的安定するようになりました。が、さらにその上を行こうとするのが元祖「恐ろしいコ」のマルクです。中本さんも「マルクの能力がマシンの能力を上回ってしまっている」と言ってましたがまさにそんな感じです。因みに個人的には「恐ろしいコ」その2がマーヴェリック・ヴィニャーレスでその3がMoto 3を走っているクワッタハッホ（クワルタラロー）だと思っております。高校生・大学生くらいの若者が世界の第一線で大活躍！
中本さんは前回の第3期の4輪のF1（B・A・Rの頃）のホンダの代表だった方です。こういうホンダスピリッツを持った人が社長になればホンダのクルマもいいのが沢山でてくると思うのだけれど。
http://www.motogp.com/ja/さん より。
表彰台で3位のヴァレ（ヴァレンティーノ・ロッシ）が今大会メインスポンサーのGoProのアクションカムでセルフィー（自撮り）。マルクの手にしているのは個人スポンサーの他社のアクションカムです。大胆にも出してしまうお茶目さんですが、何せ大会スポンサーの同業他社製品ということでロゴはフォトショップで消されて白一色にされています。
リザルト
ホルへ・ロレンソも苦手なザクセンでも4位になる所がすごい。彼の走りは超ウルトラスムーズ。アウト・イン・アウトで綺麗な弧を描きながらコーナーを駆け抜けます。ダニと違い、タイヤの端を多用しナイフの様でもあります。
今回、怪我のカレル・アブラハムの代役で今年はホンダのテストライダーをしている青山博一（あおやまひろし）が参戦。傍目で見ても無理しすぎるくらいものすごく攻め込んでいたけれど残念ながら転倒。
これまた怪我のステファン・ブラドルの代役に中上貴晶の元チームメイトのクラウディオ・コルティ。
マルコ・メランドリに変わりラバティ兄。今期の、「来シーズンから本格的に出るけれどとりあえず今年出場してみるだけしてみます」的なアプリリアのマシンでやっぱり最下位の常連になっていましたが、歴戦の勇士マルコのこんな悲惨な姿を見たくなかった・・・。数年前の「モトGP史上最高にかっこいいゴールシーン」をしたマルコの今後に期待します。来期はヤマハの新型YZF-R1でWSBに参戦するとのうわさです。
アナライズ
後半、燃料が減ってからのダニ・ペドロサのタイムが驚異的です。腕上がりに苦しんできた彼ですが、手術を経て輝きを取り戻しましたね。走りがかつての好調な時と同じでした。コンパクトにコーナーに進入し、これまたコンパクトに曲がり、車体を起こしてタイヤの外径の大きいところでフル加速していく感じ。これは近いうちに優勝もあるかも！
ダニのヘルメット。アライの今年の新作「RX7 X」。デザインも今年変えましたが実に綺麗です。ホンダのオートバイに乗っていたら、これを買ったかも。ヘルメットはアライが世界最高だと思っていますが、ファンであるヴァレはAGVというこのジレンマ。AGVのヘルメット、高価でなかなか手が出せません。ので、アライさん、ヴァレのヘルメットをデザインしているドルディのデザインの製品ももっと販売してほしいです。
グーグルマップで見るザクセンリンク。このインフィールドセクションの回り込み方がいやらしい、あまりスピードが出ないサーキットですが、テレビ中継で見るととても美しい風景のサーキットです。
旧 東ドイツにあります。
グーグルマップを眺めていると、遠いドイツにあるのに、ひょいと気軽に行けてしまいそうに思います。
さて、ザクセンが終わってモトGPも前半戦終了。ここからしばらく夏休みです。その間に日本の鈴鹿で８耐、8時間耐久レースが今年もあります。BSのトゥエルビで生中継するみたいです。モトGPからはヤマハのセカンドチームの Yamaha Tech 3のブラッドリー・スミスとポル・エスパルガロ（弟ガロ）が中須賀と組んで新型車のYZF-R1で走るし、対するホンダはハルクプロから元GPチャンピオンのケーシー・ストーナーも走るし、こちらも実に楽しみです。
