今日は晴れたけれど風が吹いていて、ちと気になったのでリアルタイムナウファスという海の波高を知ることが出来るサイトを覗くと波高は1ｍ超えでした。これくらいになると某堤防に波が被る様になるので今日の夕まずめは釣りを諦めました。体は元気なのに釣りが出来ないもどかしさ。
なので先日届けられ即実戦投入し何とか墨付けが出来たエギングロッドのレビューというかインプレというか感想をちょっと書いてみたいと思います。
買ったロッドは雑誌ルアーマガジンソルトとロッドメーカーのメジャークラフトがタイアップして作られたMOBILE4EGING-ROD2TIP、型番で言うとLMSM-864L-2TIPというロッドになります。メジャークラフトには3代目クロステージというコストパフォーマンスに優れたロッドシリーズが有りますが、その中のCRX-864EL及び864E
がこのモデルの元になります。言わは4代目、といった感じでしょうか。
864という数字の最後の4が示す通り、このロッドは4本継ぎのパックロッド（モバイルロッド、マルチピース）です。仕舞寸法は70cm弱と、まあまあコンパクトになります。このサイズですと自転車･バイクでの釣行や公共交通機関での釣行でも特に問題無く運搬が出来ます。宅配便で送る際にも普通の料金ですし。ボクは純正で付いてきたロッドケースを汚したくないので別のロッドケース（エクセルJP-3075→75cmのセミハードロッドケース）に入れて持ち運びしています。
さて、軽く繋いでみますとバットピースの継ぎ目がカタカタしている？と一瞬思うももう少ししっかりと差し込んだら大丈夫でした。パックロッドは継ぎ目が多いので特に気を使います。これはフェルールにフェルールワックスを塗布したらもう気にならなくなりました。
継ぎ目は3つ有りますが#1（1番先端のピース）と#2、#2と#3の接続は逆並継ぎ、#3と#4（バットピース）の接続だけ並継ぎになっています。何でも全部逆並継ぎ（大抵の市販されているロッドはこの継ぎ方）のままよりもこうすることによって持ち重り感が軽減されたのだとか。確かに持ってみるとフェルールが普通の2ピースのロッドよりも2つ多いのにあまり重く感じません。
結構前のロッドですが同じメジャークラフトのライカル862Eというロッドを持っています。ライトで軽いからライカルというネーミングだったのですがそのロッドよりも明らかに軽いです。ライカルはチタンガイドなのにも関わらず…。（モバイル4エギングロッド2ティップはステンレスフレームのアルコナイトガイドなのです。数は標準的な9個。）
なので使っていても全然疲れません。
投げ感もまあまあ良い感じでした。ベンディングカーブは素直で、レギュラーファストテーパー。ガイドが今どきの小口径なのがボク的に1番不満のある所です。ラインがロッドに絡まないのはいいのだけれど、キャストした時の「抜け感」が、悪くはないのだけれど良くもなく、少し抵抗があるような気がします。それでも2.5号や2号の軽量なエギも結構飛ばす事ができましたので及第点を与えても良いと思います。
総じて、4ピースのパックロッドですがダルさも無く使用感は2ピースのとまるで変わりはありませんでした。しゃくりも軽快に出来ますし感度も暗闇の中でチビアオリイカのモゾっとしたバイトを取る事ができ、「あぁ、普通にこのロッドはいい！」と思ったのでした。15.800円プラス消費税（あと送料）はお買い得でしょう。
と、ここまでは「チューブラーティップ」を使ってみた感想になります。実はこのロッドMOBILE4EGING-ROD2TIPのギミックとしてティップセクションが2本付いているのです。チューブラーティップと、そしてソリッドティップ。ソリッドティップの方は実にしなやかで、軽くだけ負荷をかけるとロッドのテーパーはエクストラファストテーパーとなります。エギングのショアティップラン釣法だとか、メバリング等のライトゲームでフロートリグをど遠投するのに向いているそうです。
が、
このソリッドティップは今のところ全く使っていないので良いとも悪いとも言えません。ボクは正直チューブラーティップだけでいいかな、と思っていましたが、そのうち試してみるかもしれません。
このMOBILE4EGING-ROD2TIPは内外出版社（ルアーマガジンの発行元）のサイトのみで買うことができます。保証書は付いていないし万が一折ってしまったらどうするのか？等、一抹の不安はありますが、多分内外出版社に連絡すれば何とかなるとは思います。
同じルアーマガジンリンクスのロッドでも「エギ王スティック」ほど注目はされていませんがこちらのMOBILE4EGING-ROD2TIP、買って良かったです。このロッドの申し込みをした直後にシマノからフリーゲームXTが発表されて、MOBILE4EGING-ROD2TIPをキャンセルして其方にするべきか悩みましたが、入手した今となってはかなりこのロッドに満足しています。
と、言うわけでこのロッドボクの中では先発スタメンしかも四番打者に座ったのでした。
※100本限定のはずでしたが50本追加で製造するみたいです。詳しくはこちら↙︎まで。
