新潟市民の間からは「中原市長何考えてるの？」と否定的な意見が多数挙げられていますが、22日夕方のニュースで新潟駅南口に高速バスのターミナル「バスタ新潟」を整備する為中原市長が国土交通省に赴き国に要望書をを提出した事が報じられました。
新潟市の中原市長は２２日、国土交通省を訪れ、「バスタ新潟」の整備など新潟駅周辺の機能の強化に向けた事業が国の直轄事業となることを求め、青木一彦副大臣に要望書を手渡した。
直轄事業になれば、新潟市が負担する事業費は３分の１程度になるという。
青木一彦副大臣は「新潟の地方創生の拠点となるべく、このバスタの整備、進めてまいりたい」と述べた。
現在、新潟駅の南北には、高速バスの停車場が複数ある。新潟市はそれらを駅の南口にまとめ、「バスタ新潟」として整備し、駅周辺の機能強化を目指したい考えだ。
引用；Yahoo！ニュース
併せて、新潟のホームページでも「新潟駅周辺交通結節機能基本強化基本方針の背策」が発表されました。
これの「新潟都心の都市デザイン」のイメージ図が上の画像なのですが、この中でも交通ターミナル機能の充実が謳われています。「国･市の連携のもと、広域交流を担う幹線道路の整備と連携した新たなバスターミナル整備により、駅とまちが一体となり人が集まりやすい機能･空間を持った『広域交流ゲートウェイ』の誕生」との事です。
新潟駅が高架され、東大通（万代口）と弁天線（駅南）がシームレスになるというのは周知の事実ですが、まだ実感はありません。万代口と駅南に点在していたバス停を新潟駅高架化交通広場に集約するのはボクも賛成です。
が、
高速バスに関して、バイパスや高速道路により近い所に高速バス（中、長距離バス）のターミナルを駅南に設ける今回の件、確かに一見理屈にかなっているかのように思われます。ですが既に新潟には万代シテイバスセンターというのが有って、こちらも絶賛リニューアル中なのです。駅南にバスタ新潟が設けられたら万代シテイバスセンターは一体どうなるのか？という不安が生まれています。「新潟の渋谷」（規模は小さいが）とも言われる万代シテイの賑わいに影響が出るのは必至です。そして益々新潟駅前に集約されることによりかつて一番の繁華街であった古町は確実に廃墟となるでしょう。本当にこれで良いのか、新潟市の偉い人の考えている事は分かりません。
バス政策ではBRTで失敗している新潟市、今度の政策でも爆死する予感がします。とりあえずどうなるのか引き続き注視していきたいと思います。
