やはりたまにはたくさん釣れる釣りをしたいなと思い、昨日はハゼを狙ってみました。釣る前から天ぷらだとか唐揚げだとかが頭の中を駆け巡ります。ここの所ボウズ続きでしたが、かの村田基さんも言っている様に「釣りが上手くなる」には沢山釣れる魚を釣る事が大事だという事であります。今まさにシーズンに入ったハゼならば…!
という事で、新潟市西区の信濃川の分流の新川にGOです。新川漁港内は釣り禁止ですが新川の河口よりも上流はそうでもないのでした。とはいえハゼ釣りは何年振りでしょうか?ましてや新川でハゼ釣りをした事が無いので、餌と不足している物を買うついでに情報収集する為に、新川のほとりにある「新川釣具店」さんに、先ずは買い物に。
(水曜日が定休日です。)
初めて入りましたが、親父さんが親切に教えてくださいました。先ず、餌はジャリメよりも(青)イソメの方が良いとのことでした。手持ちのハゼ針は6号しか持っていなかったのですが、ハゼはキスと違い口が大きいので7或いは8号と、より大きい物の方が呑まれてしまいにくいのでおすすめとの事でした。そして、ポイントも全く分からなかったのですが、すぐ近くの車の通れない、歩行者用の橋の上から落とすだけ作戦をご教示していただきました。まぁどこでも釣れるけれど、久しぶりならそこが良いよ、と。なるほど、あそこから釣りをしても良いのですね。そして何より川の中心部を探ることができるのが良いですね。そして、橋の橋桁というストラクチャーもダイレクトアタック出来ますし。この時は誰もいませんでしたが先週の土日は結構橋の上から釣っている人が居たとの事でした。また、橋の上にいたときに通りかかったカップルの釣り人さんは、先日また別の場所で40匹釣り上げたと言っていましたので、別の場所でも良かったかもしれませんが・・・。
「泪橋を渡ろう」でなくて、橋の名前はなぎさ橋。
橋の上から上流部を眺める。見える橋は往来橋。こちらはそこそこ交通量があるので釣りはダメですね。
下流部はこんな感じです。排水機場が見えます。新川は人工の放水路です。
さて、ハゼを釣るにあたり、ボクの手持ちのロッド(釣竿)の中から何を選ぶか?最初は0.9g〜5gを背負えるパームス・クワトロ(今のでなくてはるか昔の初代クワトロ)にしようかと思ったのですが、なんか違うなぁと考えを改め、メジャークラフトのアジングロッドの3代目クロステージモバイルCRX-S694Ajiにしました。ソリッドティップの、普段は軽めのキャロのアジングで使っているロッドです。10gまでキャスト可なロッドです。因みに四本継。クワトロも、四本継です。この日はバスで新川まで行ったのですが公共交通機関での移動での釣りにも最適です。パックロッド万歳、です。
これに合わせるリールはダイワの07ルビアス2506です。この頃のダイワは好きでした。ドデカコンパクトからのリアルフォー、今でもモノフィラメントのラインの釣り(PEでないライン)の場合、このコンセプトは良かったと思っています。今でも、アジングのエステルラインの釣りならばあの逆テーパーは有りだと思います。という事で、今はすっかりシマノ派なボクですがこのルビアスだけは売却せずに手元にあるのでした。
ラインはフロロカーボンの3.5Lbs。約1号くらいでしょうか?ハゼ釣りはボトムの釣りなのでフロロカーボンを選びました。フロロでの釣りも久しぶり。ちょい投げの名の通りあんまり飛距離を出す釣りでも無いですし、結果的にこれは大正解でした。
仕掛けはハゼ天秤に3号錘の一本針。
これに青イソメの1/3にカットしたものを付けて橋の上から垂らします。あ、因みに午前10時19分が干潮潮止まりだったので釣りを開始したのは丁度お昼になります。
ハゼは固まっているケースが多いので、先ずは何処に居るのか探ってゆきます。橋の端からランガンっぽくトントンと川底を叩くように少しずつ移動。因みにズル引きすると根掛かりやすいとの事でしたので、叩いてリフト&フォールっぽく探ってゆくのです。この作業をしていて、バスフィッシングのダウンショットリグの釣りを思い出しました。まさにそれという感じ。なので、ダウンショット用のバスロッドでも行けそうです。でも、バスロッドだとパワーがありすぎるから趣にかけるかな?この釣りに10gまでキャスト出来るアジングロッドというのはなかなかよかったのでした。
そして何かがヒット。ドキドキしながらリールを巻くと、
あのぬるぬる魚のヒイラギでした。先日購入したシマノのフィッシュグリップが早速役に立ちました。
次は、フグ。草フグです。写真は無し。
また、クロダイの稚魚もなかなかの引きを見せました。
でも、なかなか本命のハゼが釣れません。
こんなのも釣れました。何これ?イシモチ?
と、外道を釣っているうちに、ハゼもヒット。
じゅるっ。天ぷら、天ぷらと浮かれてしまいます。(こちらはマハゼでなくてウロハゼですね。)
この日の密かな目標はハゼ20匹でした。が、しかし…
釣れるのはヒイラギ、ヒイラギ、草フグ、ヒイラギ時折ハゼ、といった感じでヒイラギの多さに驚きました。そして、…フグ野郎が針を切って行くのが物凄く多かったです。何度も何度もカットされてしまいます。買ったハゼ天秤のハリスを繋ぐ所が自動ハリス止めになっている物だったのが助かりました。兎に角、何度も切られるので、糸付き針を何度も取り替える羽目になったのでした。
先程、新川釣具店でこの糸付きハゼ針の7号と8号を一つずつ買いました。ワンパックの中に結構針が入っているのに、まさかまさかの2パックプラス持ってきたハゼ針6号ワンパック、計3パックを1日の釣りで消費してしまうとは思ってもいませんでした。
こうしてフグ野郎やヒイラギに悩まされつつ、何とか釣り上げました、ハゼを15匹。
この時には針は全部使い切ってしまい、青イソメ300円分も丁度使い切ったので納竿としました。12時から15時半までの3時間半の釣りでした。
釣っている途中、橋の上に、忘れた頃にお散歩でもしている方たちが通りました。「釣れますか?」と聞かれたり、中には「ここはこれから良くハゼが釣れるようになる」と教えてくれるお母さんもいて、なかなか良い雰囲気でした。このお母さんは、新川のもう少し上流部の、ウオロク(という新潟ローカルのスーパーマーケット)に行く途中の桜並木の辺りもよく釣れるよ〜、と教えてくれました。兎に角、10月、これからがハゼ釣りに良いそうで、また来てしまいそうです。
あと、橋の上で最初は一人だけで釣っていましたが、途中からお一人加わりました。その方はエギングロッドでハゼ釣り、でした。ボクの方が先に納竿したので、ご挨拶をして帰路に着きました。
なんだかんだで15匹、兎に角外道も含めてアタリは多かったです。ロッド、アジングロッドは感度も良くて引きも堪能出来て丁度よかったです。ラインもフロロで良かったです。多分PEやエステルだと弾いてしまう感じになってしまったのではと思います。また、一本針の仕掛けも良かったです。二本針の仕掛けだと一発でフグにヤラれてしまいますから。なんか、フグ野郎やヒイラギには悩まされましたが面白い釣りでした。少しハマりそうです。また後日行きたいですね〜。
でも、今日はオートバイの世界最高峰のレース「MotoGP」の日本ラウンド、茂木のサーキットでの開催ですが、決勝日ですのでテレビ観戦しなきゃならないので釣りはおやすみです。MotoGP中継はCS放送の日テレG+の他、BS日テレでも13時30分から放送です。めっちゃ面白いですし興奮しますので是非ともご覧あれ!