
パックロッドマニアの端くれなボクです、先日のにいがたフィッシングショーでも先ず一番注目したのが、通常のロッドよりも仕舞寸法の短いパックロッドなのです。ところでネットを漁れば「パックロッド おすすめ」とかの検索ワードで見つかる「パックロッド10選」とかの記事、「よくもまぁ触りもしないで記事を書けるよなぁ!」といつも思います。酷い記事では、書き手がそのジャンルの釣り、場合よっては釣り自体した事がないんじゃないか?とかさえ思ったりする酷い記事ばかりなのです。ざけんなよ!と思いませんか?ボクは思います。
ボクにはよう書けまへん。
話は戻り、にいがたフィッシングショーという絶好の機会があったので色々と触れて振って曲げてきました。なのでその感想というかインプレなんぞをつらつらと書いてみようかと。
①テイルウォーク アウトバック

前作も人気だったアウトバックが今年モデルチェンジとの事です。シリーズ全体で、ピースを変える事により長さを可変できる、変態的なロッドシリーズになりました。詳しくはこちらをご覧ください↓
公式サイトを見ても、初めは何が何だか分かりませんでした。それくらいややこしや〜。
例えばS68/84M-P6.5ですと
6フィート8インチ
7フィート1インチ
8フィート
8フィート4インチ
の4種類の長さにする事ができてしまうのです。なんだこりゃ?!で、テイルウォークの中村宗彦さん(芦ノ湖の超エキスパートとして有名な方)にお話を聞きつつ手に取ると、「お、これはなかなかしっかりしているな」と感じます。このシリーズは最低でも4ピース、最大のアイテムで7ピースの構成になるのに全然2ピースと変わらない感じでございます。先ずはそのしっかり感にびっくりしました。このシリーズの短いアイテムはささっと、長いのをじっくり触りました。S68/84ML-P6.5、S68/84M-P6.5それぞれ長さを変えてみたのですが、短い時長い時それぞれに適したテーパー感となっているのに驚きました。例えば8フィート4インチの時はショアからのシーバスにピッタリなのに、6フィート8インチの時はカサゴなんかのロックフィッシュに最適なアクションになるのです。ボートサワラやボートシーバスにも。これは使えます。MLの方はスペックだけ見るとエギングにもいけそうですが実際はエギングロッドにしては先重り感があり、お世辞にも向いてはいません。エギングロッドとシーバスロッドの違い、懸命な方なら分かりますよね。これはシーバスロッド寄りです。
ボクはテレスコピック(振り出し)のアウトバックビヨンドのS8107MLを持っているので、購入するならS68/84M-P6.5の方かな。これ一本で大抵の海釣りが出来ます。まぁ2ピースロッドよりも若干重量がありますが、だから何なの?!程度です。他のアイテムは、例えばS54/70L/SL-P5.5なら渓流からライトソルトまで出来てしまったりします。
沢山繋がなきゃならないのは手間ですが、逆に言えば江戸前のハゼ釣り用の竿みたいなかなり趣味性のある行為と思えばそれもまた一興というものです。
一言でこのロッドシリーズを言うと「この一本でかなり本格的に色々な釣りを楽しめる」デス。肉厚な感じで少しだけ鈍さはありますが、別に東レのT1100とかの高級カーボンを使っている訳ではないのでお値段なりという感じでございます。それにしてもパックロッドもここまで来たかという…。面白いデス。
②サーティフォー SFR-58

アジング専門メーカーの34(サーティフォー)のスペシャライズシリーズの5ピースロッドです。その仕舞寸法は39センチです。

まだサーティフォーのWebサイトに載っていないのでリーフレットの写真を撮ってみました。一応Webサイトはこちら↓
サーティフォーには既存のBCR-56という4ピースのパックロッドがありますが、全然テイストが違いました。BCR-56がマイルドな感じ、そうですね、ちょっとファストテーパーなエリアトラウトロッドっぽかったのに対し、こちらSFR-58はFF、エキストラファストテーパーです。反響感度もレベルが違いました。なんせ同社の最高レベルのスペシャライズシリーズですもの。東レのトレカT1100カーボンを使用。M40XとかM46Xは使っていないみたいですがそれでも良いものは良いデス。
一つ不安だったのがグリップというかリールシートです。可変リールシートを採用していて合わせるリールによって前後に動かせるようになっているのですが毎回同じポジションに合わせるのが難しそうだと思っていました。実際にはまぁ大丈夫じゃないかな?!という感じ。
さて、皆様はアジ如きに58300マニーを突っ込めますか?そこが一番の悩みどころデスね。シャープで操作性は抜群ですし仕舞寸法は39センチですし、モノは凄く好みでした。付属品としてグレーの細身の円筒形のケースも布袋も付きます。掛け調子のロッドが好みの方、ぜひどうぞ。あ、家邊社長に直接お話をお伺う事はできませんでした。それが少し残念。
③アブガルシア サベージギア の、名前を失念してしまいました。

アブガルシアにはかつてワールドモンスターというロッドシリーズがありました。それのモデルチェンジと思って頂くのが分かりやすいと言われました。ワールドモンスターはグラス含有量が高めの怪魚ロッドでした。怪魚ロッドと言いつつ、継ぎ目のフェルールが弱くてそこで折れてしまったりという話を良く聞いていました。また、怪魚ロッドなのにマイクロガイドで、ショックリーダーの抜けが悪かったりしてボク的には正直「これは無いかな?!」と言う判断でした。ボクは根本的にマイクロガイドは好きではありません。アブガルシアのソルティフィールドのベイトフィネスのパックロッドを持っていますがこれが本当にガイドが小さくて苦労し、「アブガルシアのロッドは、トモ清水さんが何と言っても買わない!」と、不信感まみれになっていました。
対してこのサベージギアのロッドは、そこまで小さなガイド径では無く(大きくも無いですが)、まぁこれなら使えるかな、という感じでございました。触っても、ワールドモンスター程だるんだるんでも無くてマイルドシャープと言った感じ。このサベージギアという製品シリーズは先行してルアーが出ていますが、これに富山の怪魚ハンターの小塚拓矢さんが絡んでいるとの事。ロッドも監修してるのかは聞くのを忘れました。日本国内で使うならナマズだとか霞ヶ浦のチャンネルキャットフィッシュ(アメリカナマズ)何かに良いのでは無いかと。ワールドモンスターよりもシャキッとしているのでバスにもいけそうです。
Webサイトにまだロッドは載っていないので、とりあえずサベージギアの特集ページを↓
モスグリーンでミリタリー感があり、「道具」としてなかなか良いのでは無いかと思います。
※2月23日追記
このロッドは「ULLR(ウル)」と言うそうです。サベージギアはスエーデンのブランドだとのこと。
④アブガルシア クロスフィールドMB

クロスフィールドMBもモデルチェンジしました。前作に比べて随分としっかりした感じになりました。マイルドでどんな釣りにも対応出来る感じはそのままに、全体的にパワフルなブランクスになりました。
これもまだパックロッドのMB(モバイル)の方はWebサイトに載っていなかったので去年リリースされた2ピースバージョンのサイトを載せます↓
デザインはブラックに差し色がシルバーと、随分と質感が良くなりました。振ってみると前作より少しシャープになった感じでした。そういえば前作はもう10年も前のモデルだったのですね。さ、アップデートしよ♡と、まるでフルーツジッパーのNEW KAWAIIみたいな。釣りを始めた入門者が次にステップアップするのに良い選択となりますね。ただーし、20000円近くするロッドなのにガイドがトップガイド以外はSiCで無くてしかもKガイドでないのは残念。本当に物価高の世の中なので致し方ないのかな。
曲げた時にカクカクしないし(同社のズー◯ムサ◯ァリとかは酷いモノでした)、マルチに使えますので一本で何でもやってやろうという方にはとても良い選択だと思います。
⑤ダイワ スワッガー

ほんのり青みがかったグレーのオシャレなロッドのスワッガーにもマルチピースモデルが。う〜ん、普通にバスロッドです。キンキンな感じはありませんが正直同社の「ブラックレーベル」とあまりフィーリングが変わらない様に感じました。
Webサイトはこちら↓
品質は流石ダイワレベル、しかもかなりオシャレです。でもこのグレーのロッドにどんなリールを併せるのが良いのか悩むところですね。ブラックよりはシルバーのリールの方が似合いそうですが、どうなんでしょう?モノは良い。でも、少しお値段の安いブラックレーベルで良いのでは無いかと思ってしまいます。
⑥ヤマガブランクス ブルーカレントウィジー

やー、流石はヤマガブランクスです。2ピースのブルーカレントと同じテイストで、まるでマルチピースを感じません。お見事です。継ぎ目で突っ張る事も感じ取れませんでした。文句なし…な事もなくて残念なのは、全て4ピースである事でしょうか。これが5ピースだったなら携帯性が更に良くなるのに。
Webサイトはこちら↓
本当に2ピースと変わらず使えます。ヤマガ調子とでも言えるマイルドとシャープとの絶妙なバランスはきっと購入して後悔する事はない筈です。45000マニーオーバーは悩ましいですが、4アイテム共それぞれに良さがあり全てオススメです。特に気に入ったのは710/4pcs。ライトゲームの他、秋の走りのエギングにも使えそうです。う〜む、悩ましいです。
⑦ソルフィエスタ ディバイダーエギング

写真撮り忘れましたので公式サイトより画像を。
8000円ちょいの低価格帯のロッドも触ってきました。ブースに行き担当者さんとお話をして「ディバイダーエギングを見せてほしい」と言うと「よくご存知ですね」と大層喜んでくださり、話が弾み、それで写真を撮り忘れる事になったのです。
とりあえず、重い。150g以上なのですが、価格を考えると致し方ない部分はあります。それでもマイルドでしっかりした使用感は前作のディバイドエギングよりもかなり向上していました。そして何より丈夫そうです。前作のディバイドは結構前に発売開始されたモデルですが、正直酷かった。繋いでみると真っ直ぐにならなかったりベンドカーブがカクカクしていたりして手に取って10秒で「もういいや」となりましたが今回のは担当者さんの熱意もあり印象が変わりました。この感じですとちょい投げなどの何でもロッドとしても使えそうです。そして付属してくるケースが秀逸。

ケースの両端にベルトが付いていてたすき掛けで背負うことが出来ます。これ、バイクや自転車での釣行で本当に便利なのです。何で他のメーカーもしないのか謎。ケースだけでも欲しくなりました。
と、ここまで5000字の長文にお付き合い頂きありがとうございました。残念なのはシマノのキャプチャーをすっかり忘れて触れなかった事とアンフィックスが置いてなかった事でしょうか。昨年発売開始されたアンフィックス、まだどのモデルも触れていないのです。なのでアンフィックスに関しては何もいえません。最近実店舗に行っていないのですが(amazonでばかり買い物をしている)、今度たまには実店舗に行ってみることにします。
まぁでも、色んなモデル、色んなロッドに直に触れることができて良かったです。一年先ですが来年もぜひにいがたフィッシングショーを開催していただきたいものです。ボクが本当に欲しい「キジハタ用」のパックロッドは今年もありませんでした。テイルウォークの中村宗彦さんには直接「こういうのか欲しい」と伝えました。ぜひとも期待したいところです。
