Marvelous Act(2)

新潟市よりゆったりまったりお届けします。魚釣りは主にショアから。ルアーも餌釣りもしますがライトゲームやエギングをすることが多いです。パックロッドを愛用中。※当blogのリンクには広告が含まれています。


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脅威のコンパクトさです、パックロッドのテイルウォーク・アウトバックビヨンドS8107MLの数回使用しての感想。

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BEYOND→「~を超える」、等の意味がありますが、先日入手して数回使用したテイルウォークのアウトバックビヨンドS8107MLの感想というかインプレというかレビューというか、そんな事をつらつらと書いてみようと思ったのは雨が続き釣りに行くのは止めたからなのです。

 

パックロッドには継ぎ竿(並継、印籠継等)とテレスコピック(振り出し)の2タイプがありますが、今までボクは継ぎ竿の方ばかり買い、使ってきました。テレスコピックロッドの最大のウィークポイントであるガイドの形状や使っているうちに回ってしまったりするところが気に入らなかったのです。それに比べて継ぎ竿の方は技術の進化が進み普通の2ピースロッドの様に自然に使える様になってきているのです。なので圧倒的に継ぎ竿派だったのです。

 

が、この初夏にテレスコピックのロッドを購入したのは、サーフのちょい投げでシロギスを狙うのに、サーフにスクーターで行くのですがやはりスクーターだと2ピースロッドの仕舞寸法が気になり運転中に常にロッドの状態を意識しなければならないからのです。昨年までは9フィートのシーバスロッドを使っていましたが、9フィートの半分→4.5フィートつまり約135cmという仕舞寸法は運転中危険でもあります。なので今年の初夏はシーバスロッド系のパックロッドを探していたのです。あ、何故エギングロッドでなくてシーバスロッドなのかと言いますと、ひとえにエギングロッドはガイドが小さいからなのでした。ボート上からピッチングで撃ってゆくバスフィッシングならともかくフルキャストする時にはガイドが大きい方がどう考えても飛距離が伸びるのです。

 

さて、そんな感じで9フィート前後のパックロッドを色々と調べたのですが、そこで発見したのが昨年秋にリリースされたテイルウォークのアウトバックビヨンドなのでした。アウトバックシリーズのロッドは以前も買う寸前まで行った事がありましたが最終的にニーズと微妙に合わなかったので購入をしていませんでした。でも、コロナ禍前のにいがたフィッシングショーでこのメーカーのロッドを色々と触って結構気に入っていたのです。イメージガールの井上直美さんが可愛いのに「普通に」釣りの話が出来る方だった事もありますが。

 

アウトバックビヨンド。

 

今まで避けていたテレスコピックのロッドです。なのに何でこれに注目したのかと言うと、ガイドのシェア世界ナンバーワンの富士工業、SiCガイドは他の追従を許さない状態となっているその富士工業が2021年に「モバイルK」というガイドを発表したのです。糸絡みの少なくて糸絡みが起こっても直ぐに解けるKガイドフレームは画期的なガイドでした。そのKガイドをテレスコピックのロッドに対応させたのがモバイルKなのです。やっとテレスコピックのロッドにも堂々とKガイドが搭載される運びとなったのですが、富士工業と何か密約でもあるのかは分かりませんがテイルウォーク(アルファタックル)はいち早く富士工業の製品を搭載したロッドを出すイメージがあります。

 

モバイルKの瓢箪からコマ的な副産物?いや、これも狙って開発したのでしょう、ガイド全体が兎に角軽量なのです。普通のロッドはガイドをブランクスに取り付けるにはスレッド、エポキシ樹脂、振り出し竿ならばパイプが必要でしたがそのパイプはカーボン樹脂で出来ていて、当然スレッドやエポキシ樹脂は必要無いのでその分軽量になるというわけです。

 

その軽量さから、アブガルシアの一部の2ピースアジングロッドにも採用されている事例もあります。

 

そんなモバイルKを最初に市販振り出し竿に採用したのがアウトバックビヨンドシリーズなのでした。兎に角このロッドはこのガイド有りきです。キャストすると、普通のKガイドそのままにラインがガイドの中を駆け抜けてゆきスコーンと気持ちよく飛距離が出ます。絡む素振りもありませんでした。これなら信頼できます。

 

テレスコピックのロッドは、その構造上、ファストテーパーになりやすいです。1番バッド側のパイプに全てのパイプ(ブランクス)を収納しなければならないのでティップ部は細くバット部は太くなりがちなのです。このアウトバックビヨンドS8107MLに関しても、明らかにファストテーパーでした。が、そこは33000円(定価・消費税込)もするロッドです、絶妙な味付けとなっていてバットにかけて荷重が乗りやすくなっていて、結構大きいシーバスでも大丈夫なのではないかという調子です。アルファタックル(テイルウォークの親会社)の出している「トラギア」というテレスコピックのパックロッドシリーズとは全然違います。そういや初代トラギアは購入しましたがティップはポキポキ直ぐに折れるしバットは頼りなかったし全体的にギシギシするしで使わなくなっていったのです。アウトバックビヨンドはそんなことは無くて進化を感じさせました。因みにティップはソリッドでなくてチューブラーで普通のシーバスロッドと同じくらいの太さです。ブランクスは薄く仕上げであるとテイルウォークのアウトバックビヨンドのサイトに書いてありましたがそれ程極薄でも無くてそこそこ丈夫なのではないかと思います。ダイワの某磯竿はもっと薄くてサクッとリンゴをかじるように折れましたが、アウトバックビヨンドはそんな事は無さそうです。

 

改めて、8フィート10インチで7ピース(7本継ぎ)で仕舞寸法は50cmです。収納した時のコンパクトさ、軽さから伸ばした時のしっかり感、そして普通に使えている事、これはなかなかすごい事です。現実的にバッグに入るし、これならば安全にスクーターでも自転車でも公共交通機関でも安心して持ち運びが出来ます。久しぶりにロッドで感銘を受けました。

 

アウトバックビヨンドには、

S514L、S645L、S756L、S756ML、S8107MLの5アイテムがリリースされていますがこの調子でエギングモデルも出してくれないかなぁ?と密かに期待しています。(S8107MLだとエギングには向いていない事もあります。)

 

モバイルKを搭載してこの仕上がり具合です、買って良かったなとしみじみ思うのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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