とある先日の午後、家の裏のサーフまでお散歩してきました。写真1枚目の防砂林の小路をてくてくと歩くととても気持ちが良いものです。曇り空が多いここ新潟市ですが、この日は雲ひとつない快晴で木漏れ日もまた良きかな、です。そして10分少々歩くと海に出ます。勿論釣具も持参です。20リットルのカリマーのリュックにパックロッドなので、傍目には釣りに行く様には見えません。
そして海に出ると、とりあえず今シーズン先ずは探ってみたかった場所が空いていましたのでそこに入ります。狙うはシロギスです。先週辺りからキスが釣れ始めたという声を聞くようになったので、そこからキスの天ぷらのイメージが頭から離れないので、今シーズン初のキス狙いと相成りました。とりあえず朝イチよりも少し日が上がってから釣れ始めるみたいです。なので、まだど日中でも全然問題なかろう、と。
タックルはパックロッドのテイルウォーク・アウトバックビヨンドS8107ML、2500SのリールにはPE0.8号が巻いてあります。これに7号のハヤブサの天秤、仕掛けは2本針の仕掛けです。この時期はピンギスは少なめで20cm超えが狙えるので針は早掛けタイプの7号、餌はジャリメを買いに行くのが面倒だったのでマルキューのパワーミニイソメを使います。パワーイソメを使うとルアーフィッシング感覚でキスが狙えるのです。とりあえずシロギスが岸寄りに来ているかどうか、ドキドキしながらキャスト開始です。波は0.5mくらいでした。
ジャリメ等の生餌の時よりも少しだけ早く動かすようにリーリング、パワーミニイソメは先ずは濡れた砂に近い茶色の物から使いました。キャストして巻いてきてもあのキスのブルブルしたアタリを待ちます。が、全然アタリがありません。アウトバックビヨンドS8107MLは、分かりやすく言うとシーバスロッドみたいなものなのですが、このタックルで飛距離は多分60~70メートルくらいでしょうか。投げ釣りで言うところの3色弱といったところです。事前情報での「3色で釣れた」と言うのを聞いたから、シーバスロッドでやる気になったのでした。
しかし、アタりません。そうこうするうちに、近くに投げ竿でのシロギス狙いの方が来ました。観察すると5本針の仕掛けに餌はジャリメで、流石は投げ竿です、飛距離はボクとは比べ物にならなくて沖に入っているテトラ帯の手前まで、多分150m弱くらい飛ばしていました。が、この方も釣れない模様。本格的キャスターでもダメなのか…。
この方を横目に見ながらボクも頑張りました。しかしこの日のポイントからは反応無し。風向きは北北東で向かい風なのですが、その風が沖のテトラ帯だとかブレイクにこう当たるからキスはここに居るはず、と狙い撃ちするもダメなので結局四方八方に投げて数打ちゃ当たる作戦になってしまいました。そうして、この日もボウズ。残念ながらキスの天ぷらはお預けとなりました。まぁ、まだはしりの時期ですのでチャンスはまだまだこれからです。次は投げ竿持って行こうかな?!とも思いましたが盛期になれば所謂ちょい投げどころがアジングのジグ単のタックルでもキスが釣れる程接岸してきます。こうなると投げ竿は重すぎるし釣り味に欠けるしで、あまりボク的に楽しめないのです。なので、やはりシーバスロッド或いはエギングロッドを使うやり方を継続します。
明日からまた海も荒れそうなので、それが落ち着いたらまたシロギスを狙ってみようかと思います。何か、新潟市中央区の日和山浜辺りでイナダやシオノコ(汐の子→ワカシの新潟での言い方)が回ってきているらしいけれど、初夏の脂の乗っていないイナダよりもシロギスの方が断然美味しいと思うので、う~む、やはりシロギス中心になりそうです。