昔ボクが関東某所に住んでいた時はパズフィッシングも人気で、かな〜りボクもやり込んでいました。千葉県の印旛沼や茨城県の霞ヶ浦、富士五湖方面や芦ノ湖にも良く行っていました。
ある時、河口湖に釣りに行った帰りに、当時は湖畔に有った中国料理店「湖宮」にて、とある有名人の方とお会いしました。湖宮の店主の宮沢さんはバスフィッシング創世記?の頃からやりこんでいた凄腕で、河口湖での食事はいつもここで取っていたのですがお伺いする度に色々と教えて頂いた物です。そういやボクの初めての魚群探知機は宮沢さんのお古を譲り受けました。釣りの事以外にも、当時ボクはフードサービス業に就いていたので外食の事についても。その店主の宮沢さんの先輩が、当時KEITECH(ケイテック)を立ち上げたばかりの故・林圭一さんでした。その林さんと湖宮でお会いした時は人生でこんなに緊張したことはないのでは無いかというくらい緊張しました。なんせ遥か雲の上の方でしたもの。
林圭一さんは「教授」の異名を持つ通り、実に理論的にバスフィッシングをしているバスプロの方で、林さんのワームケースには整然ときっちりと曲がらないようにワームが詰められていたというくらい几帳面な方でした。その林さんと同じテーブルでサシで向き合いましたのでそれはもう緊張せずにはいられなかったのです。実際の林さんは気さくな方でとにかくマシンガントーク、ボクは上がってしまいあまり上手く話せませんでしたがそれはもう濃密な濃い時間を過ごす事が出来たのです。その時教わった事を実践したらブラックバスがボコボコに釣れました。
さて、そんな林圭一さんの創設したケイテックですが、実はこの時、当時はシークレットでしたが今はもう時効だから言いますがプロトタイプのワームを頂いてしまったのです。コンセプトの実にハッキリしたそのワームは勿体無くてそのもの自体はパッケージの半分しか使っておらず今も取ってあります。そんな事をふと思い出し、久しぶりにバス用のワームのボックスを漁ったら、こんな物が出てきました。

ケイテックの「リトルスパイダー」です。最初期の2インチのモデルです。湖宮でお会いした時はまだ絶賛テスト中で実物を見せては頂けませんでしたが、手をひらひらさせながら「こういうのだけど分かる?」とヒントをくださいました。ボクは最初「なんですかそれは?」と分かりませんでしたが、さすが宮沢さんは一発で見抜いたのでした。
そのリトルスパイダー、当時新発売になったばかりのがまかつのラウンド211というジグヘッドと相性抜群で、河口湖を始めとした各地で何百匹バスを釣った事か、リトルスパイダーだけで!ラウンド211、今は売っていないのが残念。

ラウンド211
しかしリトルスパイダーは何と今でもモデルチェンジされながら売られている大ベストセラーなのです。今のはワーム素材(塩化ビニール)で作られていますが、発売当時の物は今で言うエラストマー製で、「他のワームと一緒にすると溶けるよ」と、初めてこんな注意を受けたものです。

やはり当時物、使いかけのは曲りが…林教授に叱られます。これは後で熱湯に浸けて曲がりを治さなきゃ!
リトルスパイダー、これを今使うとしたら…このまま記念で持っておくのもいいけれど、でもやはり釣るために生まれた物なので釣りに使いたい、今でも、と思います。
するってぇと、やはりブリームかな!ブリーム、つまりクロダイ。チニングなんて言ったりしますがこれに使えるのでは?!今の素材のよりも高浮力なのでフリーリグで使うとかなりスローシンキングになるかと思いますが、イケるのでは?!トビヌケ釣具店のblogを見ると釣れ始めているみたいですし今度試してみる事にします。使うタックルは…何にしようか?あ、ロッドはメジャークラフトのアライバルオーバーセブンの732MLが有るのでそれにしましょう。リール、シマノの14ブレニアスには確かPEの0.8号が巻いてあった筈。あれ、今すぐ行けるではあーりませんか、海さえ鎮れば。本当は阿賀野川とかか良いのでしょうが、ボクは海でやってみる事にします。ブリーム(クロダイ)がダメなら根魚狙いにそのままシフト出来ますし。と言う事で次の釣り、アジの情報が入らなかったらベイトタックルを持って海へGO、ですね。今年はいろんな釣りに挑戦したいと思っていたのですが実に楽しみです。
文中に出てきました湖宮は、今はこちらに店を構えています。富士五湖方面に今行く機会が有りませんが、久々にあの味を食べたくなりました。

