雪が降って寒いし海も荒れて釣りができないので最近は専らインドア派になっています。で、読書三昧。
今週は米澤穂信の小市民シリーズ4冊を一気読みしました。
小市民シリーズとは、
"創元推理文庫より発行された「春期限定いちごタルト事件」「夏期限定トロピカルパフェ事件」「秋期限定栗きんとん事件(上 / 下)」の推理小説シリーズ三作の総称である。ちなみに「冬季限定」で完結する予定。
なんでも推理してしまう癖を改善したい小鳩常悟朗と、ある性癖と決別して穏やかに暮らしたい小佐内ゆきの二人が、互いを利用し合う互恵関係を結び、目立たない小市民になることを目指す物語。
「日常の謎」と呼ばれるカテゴリに属するライトミステリであり、犯罪行為は描かれても死人が出ない。青春の名に恥じない爽やかな読み口をしているのが特徴で、謎解きそのものより主役二人のキャラクターと関係性に主軸が置かれている。
ヒロインが無類のスイーツ好きのため、各巻とも推理小説らしからぬ可愛らしいタイトルがついているが、内容も甘く可愛らしいかというと・・・・・・。 "
ピクシブ百科事典より。
これがパッと読んだ感じでは只のライトノベルの青春推理小説かと思いきや、小佐内さんが見かけは可愛らしいのに性癖があまりにブラックでありこれがかなりのインパクトで、どんどんと頁をめくる手が止まりません。えぐいw
小市民シリーズは実は何度も読んでいるけれど今回も面白いと感じました。途中、フラグ出まくるもエンディングまでにその全てを回収する米澤穂信さんの小説は面白いだけでなく快感ですらあります。お見事!
月、火、水、木と1日1冊ペースで読んできましたが、積んである本がまだまだかなりあるのでそちらにも取り掛からなければ。先日発表の直木賞作品 恩田陸さんの蜜蜂と遠雷も村上春樹さんの新作騎士団長殺しも読みたいけれどそれらに取り掛かることが出来るのはいつになるやら・・・
個人的には夏期が一番面白かったかな。秋期は最後切なすぎ・・・。