ゴールデンウィークも終わって水温が上がってくると楽しみなのがサーフから狙うシロギス釣りですね。徐々にシロギスが接岸してきてちょうど今時分から釣れ出すシロギス、天ぷらにする魚としては日本一美味しい魚だと思います。
そんなシロギスを狙うのに、シーバスロッドやエギングロッドを使うと面白いのです。
本格的な投げ竿で豪快に100mも150mもキャストするのも良いのですが、5月後半から6月はシロギスは接岸してきて波打ち際等のごく近い所でもヒットしたりします。という事は、たとえ広大なサーフでもチョイ投げで釣れたりするのです。と、なると繊細で魚体も小さなシロギスです、よりライトなタックルで釣りをするとスリリングなゲームが楽しめます。
そんなチョイ投げにも適しているのがシーバスロッドやエギングロッドです。軽くて取り回しがよく、そこそこの飛距離も出るし、何より感度が良くてビンビンにシロギスのアタリを感じることが出来るのです。これが実に面白い。ボクは去年は4mの投げ竿を1度も使うことなくシーバスロッドで押し通しました。
基本的にチョイ投げですから釣り歴の浅い方でも楽しめる釣りですが、シロギス釣りにシーバスロッドやエギングロッドのタックルを使う上で幾つか注意点があります。
①まずロッド。
そのロッドがどれくらいの錘を扱えるのか。
シーバスロッドで例えば28gまでOKなロッドなら、錘1号が3.75gですので
28÷3.75≒7.47だから7号まで、
エギングロッドで3.5号まで背負えるなら
21÷3.75=5.6だから5号まで扱える事になります。
5号なんて軽すぎる、と一瞬思いますがこれでも0.6号とかの細いPEラインを使えば投げ釣りで言う所の2色→50mくらいは充分に射程圏内です。
この重さを守ったならば、キャストしたらロッドが折れた、なんて事は起こらないでしょう。
②ライン
前述の通り、細いPEラインを使うと何かと捗ります。が、サーフでの釣りですので砂地を引き摺る際にどうしてもラインが痛みやすくなります。なので釣行が終わったら特に痛みやすい先端部1m程を次に備えてカットしてリーダーを結び直すと良いかと思います。リーダーは通常のエギングより太めの3~4号がいいと思います。
③砂浜で扱うのでどうしてもロッドやリールは汚れやすくなります。なので使用後は使いっ放しではなく毎回良く水洗いをすると良いかと思います。
④使用するのは2本鈎くらいまでの仕掛けに。
シロギス釣りの仕掛けは色々ありますが、3本鈎以上の仕掛けは全長が1.5mとか1.8mとか、長いものばかりです。なのでオススメは船釣り用の2本鈎の仕掛けです。これですと全長が1mくらいなので扱いやすいです。
シロギスは夜になると砂に潜って身を隠して寝る事はよく知られています。と、言う事はキスを狙う時間帯としてはまずめ時から始まり日が昇って明るくなってからという事になります。ちょうど太陽光線・紫外線が活発になってくる時期でもあるので日焼け対策も大事ですね。帽子やサングラス等もお忘れなく。また、サーフでもライフジャケットを装着するべきです。
最後に、小さいシロギスはリリースしましょう。漁業者(漁師さん)は12cm未満のキスは再放流しています。
気軽にエントリーできるサーフで楽しく安全にシロギスが釣りたいものです。ボクも多分近いうちにシロギスを狙ってサーフに繰り出したいと思います。