告白。ボクはFGノットが苦手です。
比較的簡単と言われている「堀田式」でもその出来上がったノットは美しくなく、美しくないものはやはり強度も出ていないようで電車結び並に切れてしまいます。FGノットの構造や理屈は分かるのですが、道具を使えば良いのだろうけれど持っていないし現時点でボクの中では実用的ではありません。ましてや釣り場で結ぶとなると…。
(こういうのがあれば良いのだろうけれど・・・。)
こう書くと「よっぽど不器用なのだろう」と思われるかも知れませんがその通りです。子供の頃からプラモデルとかの手先器用なのは少し気苦手意識がありました。
なのでPEラインとリーダーを結ぶのにはノーネームノット(8の字ぐるぐるノット)を使っていました。PEラインを使う釣りはエギングから入門したのですがその時から使っていまして、今では1番安定したノットが組めるのでこれを使うのですが、ある時、超々有名釣りブログの「ジギング魂」さんの、ノットに関する記事を読んで、ノーネームノットは68%しか結束強度が出ていないと知りました。
【2021年版】PEラインとリーダーの結び方 | 結束強度最強ランキング ベスト41 | ジギング魂
おはようございます。しょうへいです。これまで沢山のノットの強度テストを行ってきました。ジギング魂のサイトの下のほうに、PEとリーダーの結束ランキングというページがあるのですが、実は2018年10月から2年以上更新されていませんでした。改めて数え直してみたところ、なんと5年間で41種類ものラインシステムの強度を測っていましたので、これまでのランキングを最新版として改めてまとめてみました!PEラインとリーダーの結び方(ラインシステム)の結束強度最強ランキング前提ですが、基本PEライン2号、ショックリーダーは8号または7号のミディアムなラインシステムで強度テストを行っています。強度が100%となっていますが、同じノットを太いラインで結束した場合「100%強度にはなりません。
「ジギング魂」さんとは使うラインの太さが違うのでなんとも言えませんが、ちょっとショックな値でした。
なので他に良い結び方は無いものか?と上記の記事を見ていたら、ノーネームノットと似たような構造・やり方のちょっと良さげなのがありました。それが「フィッシャーマンズノット改」。結束強度が80%とまずまずのこの結び方は細いラインをよく使うボクにピッタリだと思い、1度やってみました。「改」でない普通のフィッシャーマンズノットはPEラインを使った場合結束強度はあまりにも良くないというのは実戦で嫌という程知っているのですが「改」というだけあってやってみたらこれがなかなか良かったのです。
結びコブも、
ノーネームノット(10×2=20回巻き付け)がこんな感じ↓使用ラインはPE0.6号にリーダー フロロ8Lbs.(2号)
これはFG程ではありませんが結びコブは小さめ。
それに対しフィッシャーマンズノット改(20回巻き付け)が、
ノーネームノットよりも少しだけ結びコブが大きいけれどそれでもガイド抜けが良さそうな感じ。初めて結んだ一発目でこれなら慣れたらもっと綺麗に結べそうです。何より簡単、これなら現場でも道具など無くても結べそうです。
この「フィッシャーマンズノット改」の結び方、ラインメーカーのシーガー(クレハ)のサイトに分かりやすく載っていました。
出典;シーガー 「強いノットはこれだ!」のフィッシャーマンズノット改のページ
重要なのは「現場」で結べる事。風が吹いていたり手がかじかんでいたり暗かったりしても安定して結べ実用的である事、これが大事だと思うのです。0.3号のPEラインでもハーフヒッチとかでラインに傷を付けない事も重要です。
「フィッシャーマンズノット改」、いいかもしれません。今は冬、雪が降ったり海が時化たりしてなかなか釣りには行けませんが今のうちに練習してモノにしたいです。そしてノーネームノットと比較しつつ試して、良かったならこれをメインにしたいと思います。