ボクは近年、メバリングやキャロのアジング等のライトゲームに使うラインは編み込んでいないPEラインのDUELのアーマードシリーズばかりなのです。細糸のPEは高価な物が多いけれどアーマードシリーズは比較的安価なので傷んだら直ぐに新しいラインにする事が出来ます。スタンダードなアーマードFの100m巻きだと実売価格は1000円くらいなのがありがたい。
アーマードシリーズには色々あるけれど基本的にアーマードFとアーマードF+Proの2つに分けることが出来ます。(他にアーマードSだとかアーマードF+とかあるけれどそれらは古いモデルなのでボクは今は使いません。)
このFとF+Proの違いと言えば使われている原糸が違うだけでコーティングとかは一緒であるとDUELの営業さんは言っていました。原糸の東洋紡のイザナス(ダイニーマ)にはSK60とSk71があり、各種繊維の強度比較を見てみると、
出典;https://www.toyobo.co.jp/seihin/dn/izanas/iz_product/features.html
これだけの強度の違いがあるそうです。SK60を使っているであろうアーマードFの0.3号は5lb.なのに対してSK71使用だと思われるアーマードF+Proは6lb.です。実際に使ってみてもあまり大きな使用感の違いはありませんが、大物を掛けた時の安心感があるのはProの方。
という事で、今リールに巻いてあるのはProの方です。にいがたフィッシングショーのDUELブースで500円と格安で売られていたのですが(0.3号100m巻き)、他の人のことを考えずもっといっぱいまとめて買っておけば良かったです。
FからProに巻き変えて10釣行程しましたが、同じコーティングなのに耐久性はProの方が良い様な感じがします。ラインの毛羽立ちもまだ起こっておりません。表面はツルツルのまま。Fの方は10回も使うと傷みの出てくる先の方はカットしてまた使うのですが…。何でだろう?この違いは。
不意のラインブレイクも今のところありません。下手なPEって「何でこんな所で高切れするの?!」という事もありますが今の所そんな事は発生していません。他、ライントラブルも皆無。
通常のPEと一線を画す構造のこのラインですが、欠点もあります。表面にフロロカーボンでコーティングしているせいか、よつあみやバリバス等の高価なラインよりは滑りが悪いように感じます。あと、糸癖がつく。これは気になる人はすごく気になるらしいけれど、ボクは気になりません。太さもMAXで1.5号と細糸しかラインナップにありません。
特殊な構造ゆえキワモノ扱いされているアーマードシリーズですが、ボクのライトゲームにはもう欠かせない物となりました。ノットを組む時も簡単なノットで大丈夫ですし。ボクは普段はノーネームノット、釣り場で風が強く吹いている時には3.5ノットを使いますがこれで全然大丈夫なのです。
総じて、
①PE特有のライントラブルを避けたい人
②現場でFGを組むのがめんどくさい人
③ラインにかかるランニングコストを下げたい人
は、アーマードシリーズを使ってみては如何でしょうか。特にProは、いいですよ。ライトゲーム・キャスティングには今後もアーマードを使っていこうかと思います。