とある日の夕まずめ、この日もアジを狙ってみました。
メソッドは前回と同様、シマノのソアレ・ウルトラシュートというフロート(飛ばしウキ)を使ったロングレンジのアジングです。
釣り場には先にYさん、Hさん、Nさんなど常連さんが既に来ていましたが、「今きたとこだよ」との事でアジが釣れてくれているのかは分からない状態でございました。彼らは遠投サビキ釣りでアジを狙っていましたが、単なるサビキ仕掛けではなく、下カゴの所に天秤を付けてそこから更にカゴ釣りの仕掛けを付けていて創意工夫が感じられました。そして「この立ち位置がルアーにはいいんじゃない?!」と、彼らの横に入れていただきました。
さて、釣り始めた皆様を見ながらゆっくりとボクもタックル・リグを組んでゆきます。テイルウォークのアウトバックビヨンドS8107MLに2500Sのリール、PE0.8号にリーダーは10Lbs.、そこに三又サルカンを結びそのサルカンにウルトラシュートを装着、サルカンから先は4Lbs.のバイトリーダー80センチ、ジグヘッドは0.4gという仕様です。海を眺めながらワームを選定、先ずはケイテックのイージーシェイカー2.5インチで行ってみます。
組み上がったらキャスト開始です。
一投目、まだ日が落ちてなかったのでボトム狙いだろうと思いつつフォールさせて行く途中、アタリがありました。一度目は食い切りませんでしたが二度目でフッキングに成功。ボトムではなく中層よりも下の辺りでのヒットです。一投目からのヒットに驚きつつリールを巻いて寄せてきますが、シーバスロッドと言っても良いアウトバックビヨンドS8107Sをガンガン絞り込みます。楽しい!このロッドでこの手応えなので、ジグ単用の繊細なロッドだと寄せてくるのに苦労しそう、と思ってしまうほど引きが強くてこれは良いサイズと期待してしまいます。そして釣り上げたアジがこちらです。ワーム丸呑みでした。
しまった、比較対象を一緒に写真に写すべきでした。この写真だと分かりにくいですが、軽く尺サイズを超えています。目測32〜33センチくらいでしょうか。やりました、今シーズン初のアジでございます。キャストしてファーストフォールで食ってきました。という事は結構立ち位置から遠くで掛かったという事です。ジグ単では太刀打ち出来ない距離でした。
「今日は縁起良い」と感じつつアジのエラをハサミで切って海水の入ったバケツに放り込み血抜きしました。コンパクトなティクトのマイクロバケツが初めて役に立ちました。
その後数投は何事も無く続かないと感じ始めた頃にまたヒット。連チャンという感じでは無く単発でのヒットですが、先程のアジと同じくらいの手応えです。
これも尺オーバー。この時点で遠投サビキ組はまだ反応が無いとの事で、まだ明るいうちはルアーに分があるのかなぁ?、と。
しかし、この後日没前後になると何故かボクにはアジのアタリがでなくなりました。代わりに遠投サビキ組が釣れ始めました。ムムッ、何故ボクにはアタらないのか!ワームのカラーを変えたりしてボトムを意識したら、
カサゴばかりになってしまいました。これらのカサゴは20センチを超えるくらいのサイズで、3匹目はお腹でっぷりの産卵間近のメスでした。カサゴは唐揚げにしても良かったのですがオールリリース。アジが有ればこの日は十分でしたので。
そして暗くなってきました。再びアジの反応は…無し。全然アタらない。瞬間的に一匹釣り上げたアジングの人も居ましたが、やはり続いていませんでした。まだ爆釣とはいきませんねー。とりあえず20時頃まで粘りましたが釣れず。で、納竿。
でもまぁ初物のアジが釣れたので良しとしましょう。まだまだ本格的な状況とは言えませんが釣れたアジはただ今熟成中。食べるのが楽しみです。