先日、気になっていた新潟県のブラックバス問題について泉田知事宛てにメールを送ったのですが、その返事が来ました。
「バスは大好きなサカナだし、世界で一番研究されつくしたサカナである。また魚食性だからといっても中学校でだれもが習う食物連鎖どおり、他の生物を食べつくしてしまうことはありえない。環境破壊という点では鯉や草魚(両方とも外来種!)の方がよっぽどダメージを与えるのはご存知か?
又、各地にバスが広がったのは湖産アユやへらぶなの稚魚に混入したケースが多い事についてどう考えるのか?」
といった内容を送りました。
以下、返信内容です。
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平成24年3月19日
●● ●様
新潟県農林水産部
水産課長 ●● ●
おたよりをお寄せいただきありがとうございます。
●●様からのおたよりに対して、知事からお返事するよう指示がありました
ので、担当課長である私からお答えします。
ブラックバス再放流(リリース)禁止の廃止についてのご意見でありますが、再放流禁止は、ブラックバスによる生態系や内水面漁業への被害を防止するため、新潟県内水面漁場管理委員会が、平成11年に委員会指示を発動したものです。
その後、平成17年には、外来生物法で生態系等に被害を及ぼす「特定外来生物」に指定され移植放流が禁止されましたが、県内ではしだいに生息域が拡大し、多くの河川や湖沼で生息が確認されるようになりました。
このような中で、内水面漁協や環境NPO法人、釣り愛好家団体等が連携して駆除活動に取り組み、在来魚への被害防止に努めているところであり、現在のところ、被害防止のための措置である再放流禁止を廃止するのは適当でないと考えております。
いただいたご意見は、新潟県内水面漁場管理委員会に伝えるとともに、今後の業務の参考にさせていただきます。
今後とも県政に対するご意見、ご提案等をお聞かせくださるようお願いしま
す。
│ 担当:新潟県農林水産部水産課 │
│ 内水面係 ●● │
│ tel025-280-5315 fax025-283-0361 │
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納得できない、というのが素直な感想です。
だったらニジマスは何でいいの?というとトラウトファンに怒られてしまうかもしれませんが。
生態系保護というのもわからないでもないですが、腑に落ちないです。