Marvelous Act(2)

新潟市よりゆったりまったりお届けします。魚釣りは主にショアから。ルアーも餌釣りもしますがライトゲームやエギングをすることが多いです。パックロッドを愛用中。※当blogのリンクには広告が含まれています。


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【ブラックバス駆除問題】外来生物は悪者なのか?

スモールマウスバス

18日の報道なので少し時間が空いてしまいましたが、とても気になる報道だったので取り上げてみようかと思います。

新潟県三条市の男性がブラックバスの駆除についてある取り組みを始めたところ、一通のメールが来て、その内容にハッとさせられたとの事なのです。

ブラックバス自体に罪はないのに。人間の勝手なエゴ・都合で駆除するのはよくないんじゃないですか?」

「一般的にもブラックバス外来種で、完全に悪物みたいなイメージがあって、駆除するのにそういう(反対の」意見がくるとは思っていなかったので、ハッとしました。

引用:BSN

18日のBSN(新潟のテレビ・ラジオ局)の報道より。詳しくは下のリンクをご覧ください。

この三条市の男性が行った取り組みというのが

五十嵐川ブラックバスを釣ってもらうと、スタンプを押す。一定数貯まるとレベルアップして、いろいろなサービスを受け取れる」

その名も「ブラックバスターズ」ブラックバスを駆除する釣り人を勇者に見立てて、人海戦術で駆除に取り組もうというものです。

引用:BSN

過去記事

こんな取り組み、どう思います?

今朝何気に新潟日報のサイト「新潟日報モア」を見ていたらこんな記事が載っていました。とりあえずはご覧下さい。ブラックバス退治へ勇者求む「釣った数で特典」三条のそば店企画外来種ブラックバスによる被害から新潟県三条市五十嵐川を守る“勇者”を求め、三条市大谷地のそば店「山河(やまか)」が立ち上がった。釣った数に応じて経験値(スタンプ)を稼ぎ、店で特典を受けることができる取...

新潟県内水面漁業管理委員会の指示という形で全国に先駆けてリリース禁止となりました。この記事の舞台となっている五十嵐川五十嵐川漁協は毎年かなりの金額を投資して鮎の放流を行っています。近年増殖したブラックバス(スモールマウスバス)による被害には頭を悩ませていたそうです。だからその現場を守ろうとするのは分かりますが、そもそも鮎を放流しないと釣り場として成立しないという事は「在来種保護」だと言うのは少々的外れなのではないかと思います。

外来種は悪なのだから駆除は良い事」と、三条市の男性は思い込んでいたのでしょう。「外来種を楽しく殺しましょう」と受け止められても致し方ない今回の取り組みに、これでは「人間の勝手なエゴ・都合で駆除するのはよくない」という意見が来てしまうのも分かります。

生き物の命について改めてこの男性は考えたそうです。そして、

ブラックバスだけが悪者ではなくて、人間にも悪い面もあった。共生していくためにお互い考えていこう」

引用;BSN

と、「共生」という言葉を持ち出してくれました。それだけでも一歩前進だと思います。

ボクは、「無用な殺生」は嫌です。だからこの取り組みには嫌な思いしかありませんでした。とはいえ、バス釣りは今は全然しないのですが。

バスアングラーだけでなくすべての釣り人に出来る事と言えばマナーを守る事と地域の人達にデメリットを与えない事が大切だと考えます。ゴミを捨てないだとか駐車場問題とか騒音だとか、ちょっとした気遣いで随分印象が変わってくると思います。釣り人一人一人がそれぞれ自分の問題として考えてくれなければこの先釣り自体を楽しむ事が出来なくなるかもしれないのです。

そんな事を今回の報道を読んで思ってしまいました。

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