ゴールデンウィークも後半に差し掛かりましたが如何お過ごしでしょうか。今年の新潟市の海は何かが変で、正直釣れていません。せっかくの休みにファミリーで釣りに来てもボウズで帰っていく方々が多くて可哀想になります。なので今回はファミリーがよくやるサビキ釣りについて書きたいと思います。
サビキ釣りには、大まかに言って垂らしサビキと遠投サビキ(投げサビキ、飛ばしサビキ)の2種類の方法があります。新潟市の海ではこの時期は遠投サビキの方が主流で、ファミリーでもこの釣り方をする事が多いかと思います。
釣り場には、主にアジを遠投サビキで狙っている、毎日通うようなベテランさんが多くいます。よくよく観察すると、同じような常連さんなのにいつも釣れている人と毎回あんまり釣れていない人がいる事に気が付きました。
何処が違うのか見てみると、毎回あまり釣れていない人はサザエさんの磯野波平状態、つまり投げたらそのまま放ったらかしで何もしない、ぼ~っとしているのです。性格の問題もあるかもしれませんが釣れないなら何かしら創意工夫をすればいいのに、と思ってしまいます。
では、釣れている人は何をしているのか。
釣れている人のちょっとしたコツなんかを書きたいと思います。(コレが今回のメインです。)
①ボトム(底)から狙う。
実はアジは底の方を泳いでいる事が多いです。(昼間だと特に)
ベテランさんは普段から通い込んでいるからその場所の大体の地形や水深を把握しているので最初から思い切って深い所を釣っています。それで、サビキの上の方に掛かって来るならば即タナを少し浅くしています。
②同じ場所にキャストする。
単に遠く飛ばしているだけではなくて、コマセエサが同じ場所に集中するようにしています。
また、少し難しいですが潮に変化のある場所に投げています。要は少しでも流れのある所。そういう場所はプランクトンが溜まりやすいので、それをエサにしているアジもまた集まるのです。さあ、そんな場所はどこか想像しながら釣りをしてください。
※応用編
投げ入れる地点をだんだん少しずつ近づけるのも良いです。アジを手前に寄せてくる感じです。近い方が投げる時にコントロールがつけやすいので。
③サビキ仕掛けを動かしている。
仕掛けを投げ込みましたら、今度はカゴに入っているアミコマセ(エサ)を撒き散らす行為はしているかとは思いますが、暫くしてもアタリが無い時、よく釣るベテランさんはさらに時折竿を煽ってサビキ仕掛けを動かしています。まるでアジング(アジのルアー釣り)の様に仕掛けを上下に動かすのです。するとその直後にヒットする事があります。
④使用しているサビキ仕掛け
新潟市エリアでは、何故かピンクよりも圧倒的に白スキン蛍光入り のサビキ仕掛けが強いです。
具体的に言うと、ハヤブサのこのサビキ仕掛け一択、です。
また、鈎の大きさが小さすぎるとバラしやすいです。ここの所釣れてくるアジのサイズが25cm前後ですので8号くらいが良いとのことです。
⑤エサについて。
良く釣っている方のアミコマセ(エサ)を見ると、生のアミエビそのままを使っているのではなく、マルキュー・アジパワー等の市販の粉を混ぜています。
⑥カゴは上カゴか下カゴか?
遠投サビキは上カゴの方が理屈で言えば効率的ですが、より遠くに飛ばしたい時は下カゴ方式の方が飛ばせます。扱いやすいのも下カゴ方式ですね。人によっては、下カゴをカゴ釣り用の天秤の付いたやつにして、カゴの下にも仕掛けを付ける、上越地方でよく使われる方式でやる人もいます。(コレはベテラン向きですね。)
と、まぁこんな感じです。
サビキ釣りについてググってみたらいっぱい「釣り入門」みたいなサイトが出てきたけれど、どれも「釣れない時は釣れている人の真似をしてください。」みたいな事しか書かれていなかったので、思わずサビキ釣りについて書いてしまいました。