昨日は気温が一気に上がって、風は少し強く吹いていたもののそれに対して心地良さを感じる陽気でした。新潟市の桜の花も次々と開花してきていて、そろそろそわそわとしてしまいます。そして海も春の海、凪いでいましたので夕方から釣りに行ってしまいました。
予め第九管区海上保安本部の海水温データを見るとマリンピア日本海前の海水温が4月7日の時点で11.0℃ということでした。前週よりも1℃上がっていい感じ。あともう少し、1℃~2℃上がってきたならばアジ等も回ってきてくれる筈。
とりあえず昨日は人工磯のような所で遠投してアジではなくメバルを狙ってみようかと思い、インターシンカー(TictのMキャロ)を使ったキャロライナリグでやってみることに。表層を探るならばフロートリグですがボトム付近までリグを落とし込みたい時はやはりMキャロを選択してしまいます。
夕方16時半頃に釣り場に着きました。日が沈むにはまだまだ時間があります。明るいうちに釣り場を観察すると、昨日の海水は雪代の影響も無くてクリア、浅場では海底を目視出来ました。のんびりと複雑なリグであるMキャロを使ったキャロライナリグをリグってゆきます。そして釣り開始。2、3投した頃にベテランIさんが来ました。Iさんは遠投サビキでアジを狙うという事でした。新潟東港辺りではもうアジが絶好調と言っても良いくらい釣れているみたいですが、中央区の海には果たして回ってきてくれているのか?という事で、Iさんの近くで釣りを再開したのです。
で、とりあえず遠投して、海底まで到着するまでカウントダウンすると48秒で着底しました。なので次からはカウントダウン45秒くらいまで落とし込み、そこから操作を開始しました。
すると程なくして何かがヒットしました。遠投したその先のボトム付近でしたのでかなりの距離がありましたが何とかフッキング出来たのはPEラインのおかげでしょう。そして時折ドラグを出しつつリールを巻いてきますがなかなか近くまで寄って来ない…。引きの感じからするとアジではなくメバルかカサゴっぽい感じで、サイズも25cmは軽く超えるであろう手応えでした。慎重に寄せてきてあと少しで表面に浮かして姿が見れるかもしれないという所まできました。が、しかしあと数mくらいまで寄せてきた時に、残念なことにバレてしまいました。今の結構大きかったのに。
この時、日は傾きつつありましたがまだまだ明るい時間帯でした。逃がしてしまった魚はメバルかカサゴか、何だったのでしょうか?ヒットしましたワームは1枚目の写真の1番下に写っているレインのアジキャロスワンプでした。
暫し脱力感に見舞われた後に持ってきていたペットボトルのほうじ茶をゴクリと飲み、リセットします。
その後は同じように攻めてみますが再度アタること無く日没となりました。ここまで誰も釣れていません。ボクの隣の遠投サビキの方も、その隣のIさんも不発。やはりまだアジは回ってきていないのかな?と思ったその時でした。潮目が此方に向かってやってきました。そして暗くなりゆく中、突如としてIさんにヒット!巻き上げてきて抜き上げたその魚は30cm弱くらいのアジでした。Iさんはそこから10~15分後くらいにもまたしてもヒット。2匹ですがアジを手にすることに。聞くと、タナは結構深い所に設定してボトム付近を攻めてみたとのこと。
が、しかし結局釣れたのはこの2匹のみ、という事ですっかり暗闇になった頃にはアジもどこかへ行ってしまったみたいでした。という事で19時過ぎに皆、納竿。
それにしてもボクが逃してしまった魚は実に悔やまれます。でも、少しずつですが砂漠の様だったこの海にも魚っけが出てきた感じでした。正直3月中は「どうせ釣れないんだろうなぁ」と思いつつ釣りをしていましたがこれで少しはやる気が出てくるというもの。良い引きを味わうだけでなく次こそはキャッチに至る所まで味わいたいと思います。