今年は公共交通機関で行くこともできるグングンフィッシングフィールドが新潟県田上町と加茂市の境に出来たこともあり、超～久しぶりにエリア（管理釣り場）のトラウトフィッシングをやってみようと思った訳なのですが、あまりにも久々なので兎に角昔使っていたタックルやらルアーのままでは現代のトラウト釣りに対応出来ない事態になっています。ボクが昔、埼玉県朝霞市にある「朝霞ガーデン」に通いこんでいた時代は大したレギュレーションも無くてバーブ（返し）付きのフックやらトリプル（トレブル）フックさえOKでしたし、何せ現在管釣り協会会長の村田基さんも全然エリアトラウトのイメージが無い時代だったのです。フェザージクも有ったし、もう今では考えられないゆるゆるでした。逆に、今の方達が聞けば発狂しそうな感じずらするのでは。
時代は移り、今は小さな（1.8cmとか2cmとか）のスプーンは不可ですしバーブレスは当たり前ですし赤針もダメですしフロントフックもダメですし、兎に角色々とレギュレーションができています。これらは釣り場により多少変化は有りますが、基本その釣り場のレギュレーションは遵守しなければなりません。当たり前体操ですよね。
そんな感じなのでまるで浦島太郎状態なのです。
そんな時にちょうどにいがたフィッシングショー会場で、かの姉ちゃんこと石川優美子さんが講師を務める釣り教室が開催されたので参加しました。この教室の前に姉ちゃんの会社「オフィスユーカリ」のブースにも行きました。そして姉ちゃんやスタッフの親切な女性と話していて、ボクが「石川さん」でなくて「姉ちゃん」と失礼ながら呼んでしまい、この勢いで、かの伝説の釣り雑誌「タックルボックス」の読者だった事も話したら喜んで頂けました。石川さんは「姉ちゃんと言われていたけれど、もうおばあちゃんだよ(笑)」なんて仰ってましたが、そんなことを感じさせないバイタリティに溢れるパワーを感じました！
そして釣り教室では最新のタックルやら釣り方についてたっぷりとお話しを聞くことができたわけです。オフィスユーカリの代表の他にユニチカ（シルバースレッドなどのラインメーカーでもあります）やSiCガイドで有名な富士工業とも関わりのある姉ちゃんですので、エリアフィッシングで最初にソリッドティップのロッドやら多点ガイドの新開発した話しなども面白かったです。そしてリトリーブだけではなくフォールの釣り方のやり方だとか、為になったというか、頭の奥底に眠っていた記憶がだんだん蘇ってくるというか、兎に角ブレインストーミングになりました。流石姉ちゃんの話には説得力が段違いにあります。
そして内容の濃い時間を過ごす事が出来たわけです。
その後は再びオフィスユーカリのブースに。確かめたかった物がそこにはありました。一つ目は、ライン。今どきのエリアトラウトフィッシングはPEやエステルを使う方が多いそうです。当時はナイロンやフロロカーボンのラインをボクは試していました。そして最終的にナイロンの4Lbs.に辿りついていたのですが…。今よく使われているエステルのライン、ボクもアジングのジグ単の釣りで使っていますが、「あの」エステルラインで「本当にビッグサイズのトラウトと渡り合えるの？？？」と以前から疑問だったのです。エステルの場合アジングよりも太めの0.4号を使う方が多いそうですが…。で、オフィスユーカリのブースに置いてあったユニチカの「強靭エステル」という新製品のラインを手に取ってびっくりしました。ある意味今回のにいがたフィッシングショーで一番驚いた製品だったのです。まるでナイロンの様なしなやかさが有り、そして強い！アジングで使っている0.3号だと1.5Lbs.程度の強度なのに、この強靭エステルは1.8Lbs.ありますし、触って手で引っ張った感じだとそれ以上に感じて、「これなら大丈夫だな！」と思えてしまうのです。エステルなのに粘るのでエリアトラウトの他にアジングでも使いたくなりました。ただ、他のエステルよりも若干伸びを感じます。まぁこれが直線強度や結節強度に繋がっているのですが。もう一点、この強靭エステルはクリア（透明）です。見にくいです。ただ、色を着けると強度が落ちると聞いたことがあるので、これは強度とトレードオフかな、と。強靭エステル、とりあえず買います！とりあえずアジングで使うのが先になりそうですが、本当に実際に使ってみたくなるラインでした。
今回のにいがたフィッシングショーでは各社各ブースでガラポン等のくじ引きが1回500円とか1000円で行われていて、このオフィスユーカリのブースでもやっていました。1等賞は何とロッドです。ロッドを目指して頑張ります。当たらなければ、釣りに行く場合手持ちのロッド、5フィート6インチのネイティブトラウトロッドを使わなければなりません。だから張り切りましたが、しかしそうそう上手く行くはずも無く、合計で3回引きましたが全部2等賞でした。2等賞はプラグの「ザ･うにょ」でした。でもまあプラグはひとつ1500円くらいしますから、500円で1500円の商品をゲットできたと思えば上出来です。因みに末等3等賞はスプーンでした。なので全部2等賞というのは上出来でしょう。新作のクランクベイトの「ミニクラ」も買いましたし、段々とボクも現代的にアップデートしてきた気分になりました。
姉ちゃんにお礼を言いオフィスユーカリのブースを後にして、次はこれまたエリアトラウトで著名な「ムカイワークス」のブースで、こちらもガラポンくじを2回ほどやりました。こちらは残念ながら末等でしたが、ここでバイブレーションプラグの「ポゴバイブ」と、そして何とスプリットリングプライヤーをゲット出来ました。スプリットリングプライヤーもしくはフォーセップも買うつもりでいましたので超ラッキーです。あの100個以上はありそうな昔入手したルアーのフックを全部交換しなければならなかったので、何という素晴らしいタイミングで入手できて本当に嬉しかったです。これでフック交換も捗ります。オフィスユーカリのスタッフさんには「オーナー（カルティバ）のスプリットリング交換用のフォーセップがかなり良い」と聞いたのでそれを購入するつもりでいましたが、買わずに済みました。全く、500円でプライヤーだなんて、まるで100円ショップのDAISOみたいです。これだからフィッシングショーは好きなのです。
とりあえずこの日で理論武装はできました。近いうちに釣具屋又はネットショッピングで大量にエリアトラウト用のシングルフックを買わなければ！
