https://www.actbeyondtrust.org/wp-content/uploads/2020/11/neonico_06_v3.pdf
ひと月前くらいだったか、「公益財団法人 日本釣振興会」のYouTubeチャンネルで公開された1本の動画を遅ればせながら見ました。「沈黙の水辺 魚がいなくなった ネオニコチノイドの事」と題されたその動画はかなりのインパクトがありました。特にこの地に住んでいて「新潟は土建と農業の国」だと思っているので、他人事ではいられません。
ネオニコチノイドという農薬は殺虫剤だということしか知らなかったのでGoogle先生に聞いてみたら、
ネオニコチノイド系の殺虫剤は平成5年頃から使われている殺虫剤の総称であり、農薬取締法に基づき7つの化学物質がネオニコチノイド系殺虫剤として登録されているとのこと。
ニテンピラム
チアメトキサム
チアクロプリド
クロチアニジン
ジノテフラン
と、書き出してもさっぱり分かりません。で、より詳しいのが2枚目の画像の表です。皆様のご存知の製品は有りますか?
さて、近年特に淡水域で魚が減った、だとか魚が釣れなくなったと言われています。カワウの問題や外来種問題とかもありますが、それらよりもはるかに影響を与えているのがこのネオニコチノイド系の殺虫剤によるものであると明らかになりつつあるとの事です。
という事で、一度この動画をご覧ください。
https://youtu.be/1rYBIosiU8M?feature=shared
いかがでしたか?
農家さんが使うものの他、今や100均でも売っている小バエを退治する小バエポッド等にもネオニコチノイド系の殺虫剤が使われているのですね。
ボクは近年淡水域の釣りをしていません。だからそんなの関係ねぇ!という訳にも行かないです。田んぼや畑から川へと流出した農薬は、当然河口を経て海へと至ります。ボクがよく行く釣り場は信濃川の川水の影響も少なからず受けるので、ホント他人事ではありません。近年、特に初夏の田植えの時期に「関屋分水路の新潟大堰が開くと釣れなくなる」というのを感じていましたがこういうことだったのですね。
少し、というか平成になってしばらく経った頃、「ミツバチが居なくなった」と話題になりましたがこれもネオニコチノイド系の殺虫剤によるものであると考えられます。本当に生態系に多大なる影響を及ぼすネオニコチノイド系の殺虫剤は一刻も早く使用禁止にすべきで、諸外国は既に禁止になっているらしいです。が日本はまだまだ大量に使われているみたい。米どころ新潟も、そう。だからボクはネオニコチノイド系の殺虫剤を使わない佐渡や魚沼の米を買うようになりました。佐渡は朱鷺(とき)の生育が元で使わなくなったそうです。無農薬の米や野菜はまだ少数派ですが、先ずはボク自身がなるべくオーガニックな物を買うようにしようと思うのでした。
今回勉強したサイトを下にリンクを貼りますので、お暇ならご覧あれ。