昨日、東京都内の靖国神社の桜(ソメイヨシノ)の標本木の開花が確認され、いよいよ春なのかな?新潟でももう少しすれば開花となりそうです。そんな感じで気温は上がってきました。こうなると…
先日の珍しく穏やかな日、うずうずそわそわしてきたので今年初、海に行ってきました。新潟東港辺りでは相変わらずサゴシやらアジが好調みたいですが、そろそろ新潟市西海岸公園の海にも回って来てはいないか楽しみに釣り場に向かいました。
釣り場に着いたのは15時頃、海は波もなくて穏やかで、でも潮回りは良くないのでした。風は思ったよりも強めで出しの風、岸から海へと向かう風で、まぁ遠投できそうなので気にしない事にします。それにしてもこの時期の海らしく透明度が高くて海底まで丸見えです。
この日の目的はアジ。ロングキャストして広範囲を探るためにフロートリグを試してみる事にしました。使うフロートはシマノのソアレ・ウルトラシュートという20g以上有る(沈むスピードにより重さが違う)、ヘビー級のフロートを試してみました。以前から所有していましたが実釣に使うのは初めてで、重心移動装置内蔵のフロートがどれだけロングキャスト出来るのか、というのも楽しみでした。
ヘビー級のフロートなので、使うタックルはそれに合わせた物にしました。
ロッドはテイルウォークのパックロッドのアウトバックビヨンドS8107ML、シーバス向きのロッドでリールは2500SにPE0.8号、リーダーは4号フロロ、フロートの先のハリス部分は0.8号フロロと、とても適当な感じです。ハリスの長さはとりあえず80cmくらいでいってみます。
ソアレ・ウルトラシュートは沈下速度により3種類有り、今回使ったのは真ん中の22g、沈下速度はたしか5.6秒/mという物にしました。最初は、フロートリグのハリスがキャスト時に絡みやすいのでは無いかと妄想していたので、キスやハゼ釣りに使う片天秤を装着してみました。ティップの硬いシーバスロッドでも天秤の効果で食い込ませやすいですし、更には理論上はキャスト時に絡みにくくなる筈、でした。が、しかしハリスが0.8号と細かったせいもあり、これが時折天秤に絡んでしまいます。明るいうちに釣りをしていたからまだ良いですが、夜、暗闇でこうなったらジ・エンドです。良いアイデアだと思ったのですが…。
なので、通常(?)の使い方に変更します。
三又サルカンとスナップで作った物を装着、これでやってみるとこちらの方が絡まないで済みました。やはりリグはシンプルなのに越したことはありません。
さて、ウルトラシュートの見せてもらおうかその性能とやらを!という事ですが、ちゃんとロッドに荷重を乗せて真面目にキャストしないとあまり飛びません。というか、最初はテレスコピックなロッドのアウトバックビヨンドに無理をさせずに軽めの力で投げていました。これをだんだんペンデュラムキャストに近い感じでロッドに荷重をゆっくり乗せて投げる様にするとだんだん飛距離は伸びてゆきました。これならば、遠投サビキ釣りの人の更にその先を狙えます。気に入りました。
それにしてもアタりません。アジ、回ってきてはいないみたいです。春のアジは当たり外れはあるけれど釣れたらでかいので楽しみにしていたのですがとにかくまだ水温も年間最低水温期ですので、実に厳しいです。とはいえ、新潟市水族館マリンピアが集計して発表している水温グラフを見ると少し上向きになっていたので淡い期待をしていたのです。それは見事に打ち砕かれました。
まだ調査的な感じで来たので精神的ダメージは少ないというか、覚悟はしていましたが。やはりもう少し水温が上昇傾向になってくれないとダメなのかもしれません。
という事で玉砕、ボウズでした。まぁ、日没前には撤収しましたので夜間の状況は分かりませんが。
次は来月になってからかな。桜の花が満開になった頃の水温に注視して次も同じタックルやリグでやってみるつもりです。でも、久しぶりの海、潮風の潮の匂いを嗅いでいたらすごくスッキリしました。それだけでも行って良かったかなと思った次第であります。