ボクは常々思っていました。ルアーにはハードベイトとソフトベイトがあるのに何で餌木(エギ)にはハードなものしかないのだろうか、と。
そしたら世の中に同じような事を考えている人もやはりおりました。それがダイワ(グローブライド)の大御所 宮澤幸則さん。
この宮澤さんの出願した特許が素晴らしかった。
出典;https://astamuse.com/ja/published/JP/No/2013208085
これによると、ヘッドとテールは従来の硬質素材、中間をソフトな素材で作り上げる、とのこと。
”課題
イカを寄せ付ける自然な動きが得られ、イカが違和感なく長い時間にわたって抱き続けることができるとともに、一定の強度を確保できる餌木を提供する。
”解決手段
本発明の餌木1は、釣糸接続部3を伴う頭部側硬質部分10と、釣り針5を伴う尾部側硬質部分15と、頭部側硬質部分10と尾部側硬質部分15との間で露出して設けられ、硬質部分10,15よりも柔軟な材料によって形成される軟質部分25とから成り、釣糸接続部3および釣り針5を除く餌木本体2の全長をL、軟質部分25全体の長さをXとしたときに、L×1/3≦X<L×4/5が満たされる。
出典;https://astamuse.com/ja/published/JP/No/2013208085
やー、本当に凄いアイデアです。しかも本当にイカが釣れそう。これ絶対イカが好む波動を出すに違いありません。
この特許、公開日は2013年10月10日、もう4年7か月前の物なので、コストさえ折り合えば製品化されるかもしれませんね。
この他にも釣り関係の特許には面白いものが沢山ありました。astamuseというサイトで出願されている特許を調べる事ができるのですが、見たら山ほどありました。個人が出願しているものもあれば、釣り人なら知っているであろうあの会社やこの会社が出していたり…。新しい所では34(サーティフォー)やイマカツなんかの特許が公開されていました。
このastamuseというサイトはたまに見るのですが、かなり勉強になります。いつかはボクも特許の一つや二つ、って無理だろうけれど、良いアイデアを生み出す事が出来るようになりたいものです。
このエギにも特許技術が使われているのかな?