このラインは恐らくPE1.2号、これを海中から回収しました。例によってサヨリをフロートリグで狙っていたのですが、ある時ヌルッと何か変なものがボクのリグに引っかかった感触があり、そのまま巻き続けたらその正体は「根がかりして高切れしたPEライン」でした。どうでもいいけれど「高切れ」と入力しようとするとももクロの「高城れに」と予測変換で出てきてしまいます。
高切れ、というか、これ、ショアジギングでもしていて根がかってしまい、どうにも根がかりが外れなくてPEラインも強度が有りすぎて切れないし途方に暮れて「ロッドのティップの辺り」でハサミでラインを切ってしまった感じでした。全く、酷いものです。「このど素人が!」とムカついてしまいます。PEラインは海中で微生物分解されるはずもなく、そのまま迷惑な障害物となってしまうじゃありませんか!それがさらなる根がかりに繋がり、気が付けば海中・海底はラインだらけに…想像したくもありません。
ボクも時折根がかりはしてしまいます。その時はとりあえず外そうとラインをシェイクしたりして外す努力をします。それでも外れない時は「ラインをゆっくりと徐々にトルクを掛けていって」手で引っ張り、フックを伸ばすか最悪ラインがフックの結び目の所で切れるようにします。こうすれば最悪海中に残すのはフック(或いはルアー)だけとなります。
手で、と書きましたが、特にPEラインだと、直接手に持って引っぱると手を怪我してしまいます。そこで取りだすのが、
♪♪♪(ドラえもんの例の音をイメージしていただけたらありがたいです。)
第一精工の「カラビナキッター」です。これを使えば手を怪我することなく、ラインを高切れさせることも無くラインをフックの所で切る事ができます。このカラビナキッターの外周に3、4回程根がかりしたラインを巻き付けてからじわっと引っぱるのです。
という事で、この見つけた根がかりしたラインの残骸をカラビナキッターを使い回収したのですがその長さは50m以上ありました。このライン、ついさっきやってしまったかのように新品の感触がありました。高価なPEラインを、こんな長さを捨ててしまえるなんてブルジョアか?!と。
改めまして、根がかりしてどうしても外れない時は「フックやルアーの結び目の所でラインを切る努力をすべし!」です。カラビナキッターの他にも根がかりを切るグッズは色々有りますので釣りをする上で是非とも持っていてもらいたいものです。
あ、後ついでに便利グッズをもう一点紹介したいと思います。ラインの糸くず、まさか皆様はラインを結んで出た端糸をそこら辺に捨ててはいませんか。1cmのラインでも、もうそれは立派なプラスチックゴミです。捨てないで。で、どうするかと言うとボクはこんなポーチを使っています。
前に「にいがたフィッシングショー」の会場にてモーリス(バリバス)から頂いたポーチで、内部に、
マジックテープが付いていてライン、糸くずゴミを入れるのに重宝しています。この様な糸くずをしまえるグッズは他にも有りますのでこういうのも持っていて欲しいものです。
何だか説教臭くなりましたが、釣りのフィールドを守るために、これ以上釣り場を減らさない為にも是非ともよろしくお願い申し上げます。