シマノの高額スピニングリールに搭載されている「インフィニティループ」、いわゆるスローオシュレートによる密巻き機構ですが、ボクは既存の22ステラも23ヴァンキッシュも持っていないので実際に使ったことがありません。そんな奴が何を言っているんだよ！と思われるかもしれませんが、ちょこっと私見があるのでちょこっと書いてみようかと。
ネットの声曰く「トラブルが多い」らしいですね、それまでのクロスラップ方式に比べて。トラブルが多いのはなぁぜなぁぜ？と、わたくしの小さな脳細胞で考えてみましたが、なんせ使った事が無いのでそんなにトラブルが多発するのが理解出来ないのです。
今年は24年式ツインパワーが発表され、それと共にライバルのダイワ･24セルテートもこの新春に発表され、この直接対決はセルテートの圧勝だという声も聞かれました。が、しかし24セルテートのライバルはCi4+ローターのツインパワーXDなのでは？！と思うのですが。シマノの鍛造ギアが作れないからダイワはそれに対抗してまるでカタツムリのようなモノコックボディに大径ギアというのを開発した訳で、「リールはギアが大事」だと思うボクは、ツインパワーはセルテートに比べて大分先に行ってしまったなぁ！と思うのですが。
少し話がズレました。
密巻きによるトラブル、これを起こしている人って、スピニングリールの取り扱いが下手なだけでは？！としか思えないのです、あくまでネットの噂のトラブルの事例を聞く度に。
ボクが思うに、スピニングリールはベイトリールに比べて少しだけ難しいというか、コツがあります！と断言します！！これから言うのはたった2つのスピニングリール取り扱いのポイントです。ボクは無意識でできますが、密巻きに限らずスピニングリールでトラブルを良く起こす方は、今年はこの2つのポイントを意識して釣りを楽しんでいただければと思います。
言ってみれば、全然大したことない事ですが、1つ目は「フェザーリング（サミング）してますか？！」まるで長嶋茂雄さんが「SECOMしてますか？」とテレビCMで言っていたかのようです（古い…）。
写真一番上の様にキャストして着水直前に人差し指の腹で軽くスプールリング（スプールエッジ）に触れてリールから放出されているラインを減速させる、最終的には人差し指でラインを抑えるのがフェザーリング。ボクは右利きなので右手の人差し指で押さえますが、どうにも不器用で上手くいかない方は、2枚目の写真の様に逆の手（ボクだと左手）でラインを押さえるのが簡単です。兎に角、これが出来ないと密巻きだろうがなかろうがスピニングリールはトラブルを発生させてしまいます！！！なので、改めて己を見つめ直してやっていない方は、今年こそはフェザーリングをマスターして欲しいです。それこそ無意識でできるまで。あ、上手くフェザーリングするコツは、3枚目の写真の様に、キャストする際にベールを返しますが、ラインローラーが1番真上に来たところでベールを返すのがポイントですわ。おっと、グラトニーヌ姫のYouTube動画を見た直後なので口調が思わずお嬢様言葉に…。
そして2つ目のポイント。
キャストして、ベールを返してリールを巻くと思いますが、その巻く直前に4枚目の写真の様に「少しだけロッドを立てる」と良いですよ。あ、写真はベールが戻っていませんが、勿論ベールを戻してからロッドを少しだけでも立ててくださいませ。つまり、巻く直前にラインのたるみを少しでも取って、ラインをリールのラインローラーの方に寄せるのです。立てるのは10cm程でもやるとやらないとでは大違い。これは昔～し、バスフィッシングでフロロカーボンのラインが使われ始めた時に、山梨県河口湖にて某中国料理店を営む釣りのお師匠様に口を酸っぱく言われた事なので、これもボクは今では無意識でやっています。と、書くと歳が思いっきりバレますね。
ここまで1500文字あまりつらつらと書いてみましたが、言いたかった事は2つ、
①フェザーリングすべし！
②キャスト後にラインスラッグを取るべし！
これだけです。この2つの事を言いたかっただけなのに、ここまで読んでくださってありがとうございます！
と言うとても単純な事をできているのだろうか、密巻きでトラブルが多いと言う方たちは？！ボクが思うにアジングのジグ単で0.4gとかのジグヘッドをエステルのラインを使ってやっている場合は、少しだけクロスラップの方が良いかもね、とは思います。が、そんなにトラブルが出るものなのだろうか、密巻きだからといって…。あ、逆にリトリーブの釣りだとかだと密巻きバンザイってなるのでは、ボクが使ったら。
来週末は横浜で釣りフェス、そして2月半ばには地元のにいがたフイッシングショーが開催されます。にいがたフイッシングショーはもうチケットも取りましたし参戦予定なので、その時にツインパワーはいじり倒そうかと思いますし、シマノのスタッフさんにも色々聞いてみたいと思います。その時が楽しみです。
